【あの一言】
藤崎一郎の発言まとめ
APEC会議終了・どうなる米国と中国「関係安定」化 習主席が米国に「台湾侵攻の計画はない」と言及したが、2015年9月に習主席が訪米した時に当時のオバマ大統領に「南シナ海の島を軍事化することはない」と言ったが、その後どんどん軍事化を進めた事実がある。したがって軍事化という言葉の定義を中国はいろいろ変えていく可能性がある。
2023/11/20 BSテレ東[日経モーニングプラスFT]
APEC会議終了・どうなる米国と中国「関係安定」化 中国側にしてみればG2のようなもので中国は特別だということを演出できたことで満足だった。実を取るより名を取った。会談後の記者会見で習近平国家主席を「独裁者」と発言したことは来年の大統領選挙の時に言うべきことは言ったと言えるようにするため。この発言をブリンケン国務長官が否定するなどし、結果的にいい役割分担をしていた。
2023/11/20 BSテレ東[日経モーニングプラスFT]
徹底分析・北朝鮮“軍事偵察衛星”のねらいは 米国の北朝鮮への関心が薄れているとは思えない。だんだんミサイルが伸びてくると届く距離がグアム、ハワイ、米国本土に届くことになり、むしろ冷戦の時と比べて脅威感は増えてきている。北朝鮮の問題は米国にとって放置できない問題になっている。
2023/06/04 NHK総合・東京[日曜討論]
米中“緊迫”・核軍縮 日本外交の役割は かなり中国は強い態度に出てきており、日本も備えをしっかりとしていかないといけないが、相手が売り言葉をした時にあまり買い言葉にならないように、ここは冷静に淡々と対応していくことが重要。
2022/08/07 NHK総合・東京[日曜討論]
米中“緊迫”・核軍縮 日本外交の役割は 中国は機会があれば自らの力を見せつけたいと思っている。思い出すのは2012年、日本政府が尖閣を購入した時、(日本が)国有化しろと騒いでいた時に中国が多くの船を入れてきたこと。ああいう風なことを中国は待っていたのではないかという感じさえ受ける。
2022/08/07 NHK総合・東京[日曜討論]
日本は米中とどう向き合うべきか 我々は米国と価値観が一緒で、尖閣や北朝鮮のミサイルなど含めて日本は抑止力を米国に依存している。その範囲において我々は完全に米国の側にいる。しかしその中において中国との関係はできるだけ対立しなくて良いところは対立しないでやっていくだけの話。
2022/01/06 BSフジ[プライムニュース]
現地で見た米国の「変容」 新自由主義からの脱却は世界共通。米国ではバイデン大統領が「トリクルダウンはない」と言っている。中国では「共同富裕」、岸田首相は「分配なくして成長なし」と言っている。全部共通していて、このまま放っておくと格差が大きくなって、システムがもたなくなってくるという認識がある。
2022/01/06 BSフジ[プライムニュース]
米露関係と日本の立ち位置について言いたい事、聞きたい事 中ロ関係は進展している。武器を中国はロシアから買う。ロシアは中国から電子機器や金融関係の協力を受ける。合同軍事演習をインド洋でも東シナ海でもやっている。米国の目から見ると相互利益があるから政略結婚している、非常にこれを懸念している。今回、米国は中国を非常に頭の中に置いてやっていると思う。
2021/06/17 BSフジ[プライムニュース]
緊急検証・米露首脳会談・サイバー攻撃対処に相克? 習近平が訪米したときにも、中米でサイバー攻撃が問題になっていて、オバマ元大統領との間で次官級協議を作って、2年後には閣僚級協議にあげましょうとずっとやってきたが、結局何もでてこなかった。手の内をさらけ出すことになるのでお互い何をやったか見せられない。したがって米中間でもサイバー問題はほとんど進まないままになった。米ロでサイバー攻撃の議論をすることはいいことだが、これまでとガラッと変わることはない。
2021/06/17 BSフジ[プライムニュース]
シリーズ「安全保障と外交を考える」 実は2つの米国がある。はっきり違う考えの人たちのグループが2つある。それはトランプの米国とバイデンの米国。この2人の差は800万票ぐらいあるが、接戦州4州の差は8万票、その半分の4万人が逆に投票してればトランプが勝っていた。だからトランプは今でも騒いでいる。次期大統領選で、トランプ的なものが出てくる可能性は十分にある。
2021/05/23 BSテレ東[NIKKEI 日曜サロン]
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