【あの一言】
東郷和彦の発言まとめ
<NEWSドリル>見解・政策に矛盾?米国の真意・ウクライナへの軍事支援 矛盾した政策。プーチン大統領を刺激しないようにしつつ、しかし武器はどんどん渡す。これでは戦争は終わらない。いまの米国は正直言って困っているのではないかと思う。あと何人ウクライナ人が死ななくてはいけないのか。それをバイデン大統領はさすがに怖くなって、プーチン大統領を刺激しないように、最近すごく気をつかっている。
2022/06/21 テレビ朝日[大下容子ワイド!スクランブル]
<侵攻3か月・ウクライナ情勢と激変の安保環境>台湾有事に米国関与?!バイデン発言に波紋広がる 台湾問題は中国にとって核心中の核心利益にかかわる問題だ、私は常々船を揺らすなと言ってきたが、核心利益に手を出したとわかると中国は間違いなく強気に出てくる。これは地域の平和にとってプラスにならない。今回、なぜバイデンがああいう発言をしたのかわからないが、この問題に関して日本は船が揺れないよう効果的な対応をしていくべき。
2022/05/29 BS朝日[激論!クロスファイア]
元外務省欧亜局長・東郷和彦 いま世界中が総力を合わせて考えるべきなのは一刻も早く停戦に持っていくこと。停戦に持っていくということは双方の当事者がどっちも勝利を言える状態のところで停戦というものは実現する。どっちか一方が勝ち、相手を徹底的にやっつけると円滑な停戦は出てこない。非常に心配な点は4月以降、ゼレンスキーとバイデン側にプーチンは叩くだけ叩いて叩き潰せという意見が非常に強くなっていること。こうなるとなかなか停戦にはならない。プーチンはどこまで戦うかわからないというところがあり非常に危険である。
2022/05/15 BSテレ東[NIKKEI 日曜サロン]
相次ぐ市民殺害・深刻化するウクライナ危機 米国と欧州ではちょっと(ウクライナに対する捉え方が)違う。バイデン大統領が副大統領としてウクライナでいろいろなことをした。そこで一番学んだことは「プーチンは悪党であり、これを排除しないといけない」ということだった。ウクライナの中には2つのウクライナがあり、「民主主義でウクライナを統一させる必要がある」というのが、バイデン大統領の核心にあり、民主主義ウクライナを梃にしてプーチンを叩き潰すという核心がある限り、この戦争はなかなか終わらない。
2022/04/10 NHK総合・東京[日曜討論]
ウクライナ侵攻・誤算か打算か・プーチン演説「虐殺からの解放」 5月9日の戦勝記念日にプーチンが軍事目的を達成しようとしているとみんなが見ている。苦境に立った中で最後の領域をプーチンは取ろうとしている。ところがゼレンスキーとバイデンの方で、プーチンを叩き落せという意見が出てきている。アングロサクソンのメディアの中では「プーチンという男を排除しなくてはならない」という論説が広がりつつある。その論説を徹底して信じ込んでいるのはバイデン。プーチンが叩き落されるところまで戦争をすると、どこで収まりがつくか分からず、本当に怖い事態となる。
2022/04/05 BSフジ[プライムニュース]
プーチン政権の実像検証「第5列」「裏切り者」発言狙い 不幸な出発点は、米国がルーマニアとポーランドにミサイル迎撃体制を作ろうとしたことにある。米国はイランに向けたものと説明していたが、プーチンは当然自分の方にも向けられたものだとして絶対に許さないとしていた。このプーチンを(当時、副大統領だった)バイデンが説得しに行ったが、非常に難しい交渉になった。バイデンはプーチンに「あなたの目は空っぽだ」と面と向かって言い、それに対しプーチンはニヤリと笑い「ここで初めて相互理解が成立しましたね」と答えた。この発言の意味はもうあなたとは絶対に仲良くはできないというプーチンからの決別宣言だったとみていい。
2022/04/05 BSフジ[プライムニュース]
プーチン政権の実像検証「第5列」「裏切り者」発言狙い バイデンはウクライナの問題に色濃く関わっており、一番関わったのが2013年から2014年の「マイダン革命」。これには米国のネオコンなど、複雑な背景が絡んでいるが、裏で統括していたのはバイデン。そのことをロシア情報機関が知らないわけはない。そのバイデンが昨年大統領になった時から、ウクライナとウクライナ問題における米ロの緊張関係が跳ね上がった。表面に立っているのはゼレンスキーだが、後ろにいるのは米国、特にバイデンである。
2022/04/05 BSフジ[プライムニュース]
米露関係と日本の立ち位置について言いたい事、聞きたい事 日本とロシアの平和を作っていくためには、それを米国のロシアに言えるだけのビジョンを日本が持ち、それをやれるかどうかにかかっている。これが日本にとっては一番必要なことだが、そういう大きな世界観が日本外交の中から出てくる動きが希薄であり、そこが非常に残念。
2021/06/17 BSフジ[プライムニュース]
ガルージン駐日大使に聞く「1956年・日ソ共同宣言」の今 56年日ソ共同宣言によって日本とソ連との間の戦争状態は終わった。そういう意味で平和が来たと言える。その後の日ソ、日ロの長い歴史を考えると、この国際情勢が大変な中で、平和条約を結ぶということは日ロがもう一度、平和を約束するということ。これは大変なこと。この中に広く深い日ロ関係を作っていきましょうという約束は当然入るべき。日本人の多くはロシアとの平和条約というと島のことしか思い浮かばないが、これは大きな間違い。
2021/03/04 BSフジ[プライムニュース]
ガルージン駐日大使に聞く「領土割譲禁止」の意味 日本の立場から言えばサンフランシスコ条約で日本は千島列島を条約上放棄した。条約を署名した時、日本政府は放棄した千島列島の中に国後島、択捉島が南クリル(南千島)として入っていたと思っていた。帰ってきてからの演説でも吉田総理はそう言っている。もしもその時ソ連が署名していればこの問題は終わっていたが、ソ連は署名しなかった。5年後の55年・56年交渉で日本は四島要求するという立場に変えた。
2021/03/04 BSフジ[プライムニュース]
|