【あの一言】
春原剛の発言まとめ
“バズーカ”いよいよ打ち止め? 量的緩和もかなり限界まできている。黒田総裁は手詰まり感を強めているという噂が市場関係者、金融関係者から出ていて、持ちきりだった。そうした中での最後の大きなバズーカだったのかもしれない。できるだけ今の状態、アベノミクスがまだなんとか日本経済を支えているという状況を夏明けぐらいまでは保ちたいというような思いが多少今回の決定の背景にあっても不思議ではない。日銀の関係者で噂されているのはもう1発最後があるとしたら、10兆円ぐらい国債の買い増しがあるかもしれないということ。
2016/01/29 TBSテレビ[NEWS23]
“衝突回避”韓国・北朝鮮の思惑 韓国も北朝鮮も最初からあまり事態をエスカレートさせる意図はなかったのではないか。北朝鮮側の事情を考えると米国との交渉をしたいがオバマ政権になって無視されている事態を打開したい狙いがあった、韓国においては朴政権の国内の支持基盤が弱まっている、北朝鮮に強行姿勢を見せることで国内の求心力を高めたいと思ったのではないか。
2015/08/25 TBSテレビ[NEWS23]
南沙諸島“米中の火薬庫” 中国に対する米国の見方がこの1年でずいぶん変わった。前は融和政策という感じが強かったが、今は(米国は中国を)相当警戒し始めている。その一番のきっかけは南沙諸島の問題。ゆくゆく中国は、(南沙諸島に作っているような)人工島を3つや4つ造ろうとしているのではないかと米国は疑っている。いわば空母に等しいものが沢山できるわけで、これができると日本と米国における制海権が完全に失われて中国が思うがままにできるようになってしまう。今後、注目されるのはカーター国防長官の動き。つい最近ケリー国務長官が中国で習主席に会いケリー国務長官はいい警官の役割をしたが、今度はカーター国防長官がかなりこわもての警官の役回りをして中国に警戒のメッセージを送るものとみられる。
2015/05/22 TBSテレビ[NEWS23]
各党耳障りの悪い主張を! 消費税増税先送りになったが、そもそもこれ(消費税増税)は社会保障との一体改革が前提になっている。税金を上げるのを遅らせるから社会保障を遅らせるというのでは道理が通らない。社会保障はきちっとやっていかないといけない。一方で資本主義について格差を広げるのでないかというフランス人学者(トーマスピケット)の議論が世界に広まっている。高度成長をしていっても格差問題はうまくいかず、ましてや今の日本のように高度成長が終わってしまった時は富だけではなく、いろいろな痛みも分配していかざるを得ない。政党は聞こえのいい主張だけでなく、耳に痛い話もきちんとするべき。
2014/12/12 TBSテレビ[NEWS23]
衆議院解散・選挙の争点は? 消費増税を1年半先送りすることで国の借金は増える。一番心配なのは日本国債。社会保障との一体改革で増税をするという約束が未だに果たされていない。財政再建を1年半先延ばしにしたことによってどうやっていくのかのシナリオ、処方箋を与野党ともにそれなりに示すべき。黒田バズーカの効果もすでに薄れているという指摘も霞ヶ関にはある。
2014/11/22 日本テレビ[ウェークアップ!ぷらす]
朝日新聞謝罪会見・誤報の訂正は難しい? 安倍さんも河野談話を一切触らないと言っている。それはそれで(置いた上で)強制連行というのは若い女性を銃剣で脅しているというイメージがあり、日本国としてどうなのかという話。強制連行については我々の手で検証すべき。
2014/09/13 日本テレビ[ウェークアップ!ぷらす]
朝日新聞謝罪会見・誤報はなぜ起きた? 新聞記事を書く時に、時に結論が最初に来てそこから記事を書いていくという手法もある。そこできちんと自己規制しないとどうしても結論に引っ張られてしまう。
2014/09/13 日本テレビ[ウェークアップ!ぷらす]
3Dプリンターテロにも警戒 同様の事件が確実に増えていくだろうし、水面下で広がっている。ただこの技術はいろいろな可能性があるので、推進しなくてはいけない。懸念はテロへの利用。
2014/05/09 TBSテレビ[NEWS23]
北朝鮮“招待状”外交の狙い 日本がアジア政策で一番重視しているのは中国で次に韓国。かなり北朝鮮のプライオリティは低い。同盟国の米国は北朝鮮を放置状態にしていてまったく無視している。
2014/01/18 TBSテレビ[NEWS23]
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