【あの一言】
岡秀昭の発言まとめ
「2日で倍に」刻一刻と患者が急増 (第7波は第6波と比べ)圧倒的に軽症患者の数が多い。外来を中心とした医療が過去にないほどひっ迫している。基礎疾患を悪くした高齢者が多く、かなり衰弱した状態で食事もとれない、動けないという状態で入院してきている。他の医療機関あるいは高齢者施設のクラスターの患者の受け入れも増えている。そういった人達は、非常に手がかかり、一見すると軽症には見えない患者で、そういった方々が多くの病床を埋めている。
2022/07/24 テレビ朝日[サンデーステーション]
中等症でも自宅療養・東京3709人・方針転換に医師も懸念 特に中等症の患者に関しては我々でも数日のうちに重症化するタイミングを見逃さないように注意して診ている。医療に精通していない方々がこれを判断できるのか。これには首を傾げる。在宅などになって特に軽症者の場合で歩いてしまうリスクもある。そうすると感染がさらに広がり軽症者がどんどん増えてくる。感染が広がれば一定数重症者が増えてくる。
2021/08/03 TBSテレビ[NEWS23]
特集・ファイザーワクチンいつ日本に 現場で患者を診ている立場から言えば、ワクチンに大きく期待したい。ほとんど有効性が期待できないものが多く、やはり治療薬が厳しい。ウイルスによる感染症というのはHIV、C型肝炎とか一部にいい薬はあるが、大部分はワクチンで制御してきた。ワクチンに高い期待を持っている。
2020/12/19 BSジャパン[日経プラス10サタデー]
特集・重症化を抑えるには 重症化した人の死亡率を下げたり、早めに回復させる薬がレムデシビルとデキサメタゾン。特にデキサメタゾンに関しては呼吸不全の状況になった時に使うと2、3日で回復に向かう。論文でも死亡率を下げることがわかっている。レムデシビルはウイルスをやっつける薬で、ちょっと重めの人向けの点滴薬。死亡率を下げるまでのインパクトのあるデータは出てきていないが、この2つの薬がキーになっている。軽症者、無症状者に投与するような承認薬は今のところない。アビガンに関しては比較的早く投与する方がウイルスを減らしたり症状を和らげるかもしれないという可能性が示唆されている。
2020/11/14 BSジャパン[日経プラス10サタデー]
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