【あの一言】
合六強の発言まとめ
特集・ヨーロッパで高まる・ロシアへの警戒感 ロシア軍が再建を早くしてNATOに直接的に攻撃してくる可能性、リスクに備える必要があるという発言がこれまで対ロ強硬派でなかった国々から出てきていることは注目に値する。当初はウクライナ側の抵抗でロシアの通常戦力がかなりダメージを受けていて当分ロシア軍というのは再建できないと踏まれていたが、ここにきてロシア側が戦時経済体制下に移行させ砲弾などをものすごい勢いで増産させている。当初の楽観的な観測を見直さないといけない。
2024/06/01 BSテレ東[日経プラス9サタデー]
特集・欧米が方針転換・ロシア領内への攻撃容認 (欧州としても)完全に楽観視はしていない。プーチン大統領が決断していることなので核使用の恐れがあるのはその通り。この2年半やってきたことは西側の対立が高まりそうになると敢えてトーンを落とすということをやっている。ドイツのシンクタンクなどがプロットしながらこの流れを刻んでいるが、互いにメッセージを伝え合っている。その中で欧州側は今すぐには使えないだろうと踏んでいる。ロシアとしては戦線を拡大することになるのでこうした発言が相次いでいる。
2024/06/01 BSテレ東[日経プラス9サタデー]
ロシア・マリウポリへの鉄道を建設か・ロシア南部からクリミアをつなぐルート 戦争が始まる前はアゾフスタリ製鉄所で鉄道レール用の鉄というのを調達していたが、今はそれができなくなっている。日本がその辺を支援し始めようとしており、2月に開かれた日本とウクライナの国際的な復興会議で、締結、署名がなされたということがある。非常に重要な支援をやっているということを日本はもうちょっとアピールしてもいい。
2024/05/03 BS日テレ[深層NEWS]
米国・ロシア軍が“化学兵器”使用と断定・国際条約違反の「催涙ガス」 2022年の3月戦争が始まった直後に、NATOをはじめ西側諸国ではロシアが本当に化学兵器を使うんじゃないかという懸念が一気に広まって当時緊急で開いたNATO首脳会議では万が一ロシアが化学兵器を使った場合には、深刻な結果を招きバイデン大統領も個別に相応の対応を取るということを言っている。つまり曖昧にすることで何とか乗り越えた部分があったが、今回使ってしまったということを認めているわけで本当に経済制裁だけで止まるのか、これを第一弾としてもっとロシアに対して厳しい対応を取るのかといったところは西側諸国の首脳たちがどこまで一貫性を持って対応していくかというところ。
2024/05/03 BS日テレ[深層NEWS]
「ウクライナ派兵排除せず」フランス大統領の思惑とは マクロン大統領は戦略的曖昧性という戦略に切り替えた。何も排除されるべきではないということを言うと、どれだけの兵力をどこにどういう目的で送るのかということを想像させる。これにはプーチン大統領の戦略を混乱させるという目的がある。
2024/03/26 BS-TBS[報道1930]
“核共有”ヨーロッパ5か国に米国「核弾頭」・NATOの“核共有”とは 実はこの点(NATOの加盟各国が、核の使用に関してどう関与していくのか)は非常に秘密のベールに包まれていて、全く情報が出てこない。ただ研究者らによって指摘されているのは、NATOの中にある核計画グループ(NPG)で協議を行って判断や作戦を共有すると言われている。歴史的な経緯を見てくると、そもそもソ連に対抗するうえで、通常戦力面でNATOは非常に劣勢だったので、核に依存しなければならない状況だった。特にドイツは不安を抱いたので核を受け入れたいということだった。冷戦終結以後は数もそうだし配備している国も減ってきている。これまで今までのところから新たに米国の核をホストする国というのはこれまで全くない。
2023/01/31 BS日テレ[深層NEWS]
NATO首脳会議…新たな「戦略概念」 NATOがインド太平洋に来ること以上に中国の影響力がヨーロッパ、北極圏にまで広がっている。サイバーでも大きな影響を受けていることからNATOやヨーロッパ諸国も対応していかなければならないという認識が高まっている。2019年の後にNATOを見直すというところで賢人会議が設置された。その賢人会議が出した報告書でも中国についてしっかりと言及しなければならないと書かれていた。その流れで今回の新しい戦略概念というものの明記が位置づけられている。
2022/06/28 BS日テレ[深層NEWS]
なぜ“異端児”のトルコがNATOに? ソ連が戦前、第二次大戦末期から戦後直後にかけて、ボスポラス海峡とダーダルネス海峡の管轄権について自分達にもかませろという要求をしてきたことに加えて、1920年代にソ連・スターリン政権がトルコに譲り渡したアルメニアとトルコの国境沿いの地域の領土返還の要求をしてきたことが大きい。これによりトルコは直接的な脅威を受けていたと、同時に周辺国の共産化が進み、対岸のギリシャでは内戦が起きていた中でトルコとしてはNATOとの同盟を必然的に求めた。トルコが1950年に朝鮮戦争で大きな貢献をしたということも米国などに評価された。トルコとしてはソ連側から地上部隊がやってくることを常に恐れていたからこそ、米国の核弾頭をトルコに配備してほしいということを常に米国に嘆願していた。
2022/06/13 BS-TBS[報道1930]
岸田首相「認められない」 核というものが世界の中で、中心的になってきていることは懸念すべきこと。その中で日本もどういう風に抑止力を高めるか。核だけではなく、通常戦力も含めて全体的に考えていく必要がある。
2022/03/03 BS日テレ[深層NEWS]
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