【あの一言】
ジャーナリスト・柳澤秀夫の発言まとめ
<ピックアップNEWS>核めぐり朝鮮半島・緊張高まる・韓国で米国“核共有”議論か 核保有国が核のボタンを他の国と共有するなどということは概念としてはあり得ても実戦レベルではありえない。韓国としては北を意識した発言ということだろうが、バイデン大統領が(これに対し)まさにNOと言った。情報の共有はできるかもしれないが、核保有国は核の優位性を最後まで持っているからこそ核保有国。核を持っていない国と共有するということは日本も含めて、そんなにたやすい話ではない。
2023/01/04 テレビ朝日[大下容子ワイド!スクランブル]
G20外相会合きのうからインドネシア・バリで・日本など夕食会見合わせ ロシア・ラブロフ外相が今回のG20外相会合の主役のように見える。(日本としては)どういう国がロシアに近寄り、握手を求めたかというところをもう一度見定めるべき。ロシアがエネルギー食糧というものを材料に脇を固めようとしているという思惑が見て取れる。本来のG20外相会合とは違った性格になってきている。
2022/07/08 テレビ朝日[大下容子ワイド!スクランブル緊急拡大]
<ピックアップNEWS>スウェーデン・フィンランド・北欧2カ国 トルコらしいふるまい方だと思う。今回の加盟支持にしてもこの後、覆さないとも限らない。トルコの思惑通りに事が進まなければ、いつまた反対に転じるかはわからない。クルドというのはトルコ・シリア・イラン・イラクの国境線沿いの山岳地帯に住んでいて、大半がトルコ国内に住んでいる。人口が4700万人ぐらいいるにも関わらず、国家を持っていない。分離独立を求める気運が強く、特に過激な武装勢力「クルド労働者党(PKK)」が時々、トルコ軍と銃撃戦になることもあるため、トルコにとっては国内の安全保障上、なんとかこれを抑え込みたい。トルコは目指すものを欧州から引き出すためのカードとしてクルドの問題を使っている。これ以外にトルコは35年以上、EUに加盟したくてもできない状態が続いている。EU加盟の問題も水面下で取引材料にしながら、今回のウクライナ情勢とトルコの問題をうまく利用しつつ、国益を実現しようとしている。
2022/06/29 テレビ朝日[大下容子ワイド!スクランブル]
<トップNEWS>G7共同声明でロシアを警告・日本は独自に追加経済制裁 原油の増産要求に対してOPECあるいはOPECプラスと言われる産油国はちょっと渋い。原油価格が高い方が有利だと考えている。今後、ロシアからのエネルギー依存を再考する時に調達先を分散化することを本気で考える必要がある。G7でもうひとつ抜けているのが、中国にどう向き合うのかということ。それとウクライナが求めている飛行禁止空域だが、これの代わりにNATO側はNATOの持っている早期警戒管制機をウクライナとポーランドの国境線沿いにほぼ24時間体制で飛ばしている。表には出てこないがNATOとしてできることはやっている。
2022/03/25 テレビ朝日[大下容子ワイド!スクランブル]
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