非核化というものが進まないと経済制裁の緩和、撤廃に繋がらないので、北朝鮮経済の成長は望めない。北朝鮮経済は２０１７年、マイナス成長したが、おそらく２０１８年、今年に入ってからもマイナス成長が続いているとみられる。経済成長をしていくためには経済制裁を解除して外から資金、投資を入れてくる。国内の中で経済改革をやっていく方向に行かないと、経済成長はできない。非核化は避けて通れない関門。

2019/04/28　NHK総合[日曜討論]

数量規制はＷＴＯに反するものであるし、自由貿易を主張していく日本にとってはノーと言うしかない。その代わり、日本はこれまでも米国に対してメーカーが投資していたので、投資をしっかりやって米国の現地で生産と雇用を増やしていくべき。安倍首相も日米首脳会談で言われてきたと思うが、日本が米国の生産、雇用、経済に大きく貢献するんだという姿勢をしっかり見せることが、自動車問題の解決に繋がっていく。

2019/04/28　NHK総合[日曜討論]

トランプ政権としてはなるべく早く貿易交渉をやりたい。とりわけ農業分野はＴＰＰ１１の発効、米国が抜けた後のＴＰＰでオーストラリアとかカナダから農産品が、特に畜産物が日本に入ってきている。米国側が日本市場における市場のシェアをだんだん失ってきている。これが非常に深刻な問題。農業が多分１番の焦点。そして自動車、他の分野ということになってくる。日本としては、パッケージとしてやっていくということをしっかりやっていくべき。

2019/04/28　NHK総合[日曜討論]

日本と米国との関係は政治安全保障面で非常に重要。中国との経済的関係はますます重要になってくる。これをいかにうまくやっていくのか、日本の外交力の問題。

2015/04/12　ＮＨＫ総合[日曜討論]

中国はますます発言力を増す。２０１０年に日本のＧＤＰを上回り、現在は２倍以上。日本は現実を受け止めどう対応するか考えるべき。アジア全体の話しになるのでアジア全体のルール、枠組み作りは中国と連携しながら行わなければいけない。

2015/04/12　ＮＨＫ総合[日曜討論]

中国の国内的要因も若干あるが、一番大きいのは中国が世界第二位の経済大国となり米国に迫りつつある中で、中国自身の国際金融機関における発言権が少ないこと。国際金融機関を作り自分たちの得意分野で主導していきたいというのが一番大きい。シルクロード構想でもきちんとしたものが出来れば日本も利用して中東、アフリカ、ヨーロッパにつなげていくことはできる。

2015/04/12　ＮＨＫ総合[日曜討論]

本部に理事がいるということは恒常的にＡＩＩＢの業務を監視できる。離れていると監視能力は下がる。日本がもし入るとすればそのようなことを主張すべき。３６００億円の出資に対し見合う利益について、日本企業の国際的入札力は非常に低いのが現状でもっと強化してほしい。それ以上に重要なことは中国がアジアでインフラ作りをしようとする中で日本が国際的ルール作りに参加すべき。

2015/04/12　ＮＨＫ総合[日曜討論]

理事会は設定されると言われているが、ただその理事会が（中国にある）本部にあるかどうかだが、中国側は中国本部には（理事会を）設けず、それぞれ各国の首都に理事を置くという考え方で、これがいいのかどうかが問題になっている。

2015/04/12　ＮＨＫ総合[日曜討論]

現状では中国が決定的な発言権を持っている。日本が仮に入ったとすると非常に大きな変化が起きて中国自身の発言権が下がってくる。ＧＤＰで出資比率を決めるルールになっていて日本は１２％～１３％の発言権を得ることが出来る。ヨーロッパと合わせて３０％程度になり中国の発言権は２０％程度に下がる。日本が中に入ってコントロールすべき。

2015/04/12　ＮＨＫ総合[日曜討論]