【あの一言】
村中璃子の発言まとめ
特集・ワクチン開発・現状と課題は 米国が今回2億回分、中国が10億回分を供与すると言っている。中国はクラシックな不活化ワクチンという古典的な技術を使ったワクチンを大量に作っている。日本も不活化ワクチンを開発中で本来であれば作る体制さえあれば同じように海外に対して援助することすらできた。作る技術・テクノロジーはあったがそれを作る能力がなかったということが非常に残念。
2021/12/04 BSテレ東[日経プラス9サタデー]
特集・国産ワクチン・開発の必要性は 日本は予約はしているが、なかなか買いにこない客になっている。日本は契約自体は早かったが、他国は契約を表立ってしていなくても臨床試験の第三相のデータが出る前の段階で、代金の半分ぐらいを先に支払い予備発注しているということをさんざんやっていた。特にイスラエルは秋口あたりから激しい流行に見舞われたが、日本や米国がファイザーのワクチンをおおよそ20ドルで買っていたのに対し、30ドルで買うという形にして、その代わりに早くワクチンを人数分くれるように頼んだ。さらに打ったデータをファイザーに渡すということも行い、値段とデータ提供でファイザーににじり寄ってワクチンを獲得していた。
2021/02/20 BSテレ東[日経プラス10サタデー]
特集・中国・ロシアのワクチンが世界を席巻? ドイツだけではなく、オーストリアとかいろいろな国が中国やロシア製のワクチンを自国で生産したり、使うということをアナウンスしている。情報がないという意味ではロシアのワクチンも中国のワクチンもあまり差がなかったが、ロシアのワクチンについては2月の2日に「ランセット」という大きな医学誌にきっちりとしたデータが出てきた。アデノウイルスを使って抗体を作らせるベクターワクチンは2回打つ必要があるが、オックスフォード大の別のアデノウイルスを使ったワクチンと組み合わせると、アレルギー反応が起きにくくなり、より安全性が高まると言われている。欧州では別のワクチンよりも(ロシア製ワクチンが)いいのではないかと評価が上がっている。
2021/02/20 BSテレ東[日経プラス10サタデー]
特集・日本のワクチン確保は 日本は最初からワクチン獲得競争のスタート地点に立っていなかったことが出遅れた主要な原因。EUの話というのは後付けに過ぎない。ワクチン獲得競争はワクチンができてから始まったものではなく、開発に着手する前から既に始まっている。例えばファイザーとドイツのビオンテックは最初にワクチンを作ると表明したのが3月上旬。この時点でドイツ政府はいくつかの有力な企業に対し、研究費や助成金をつけることをアナウンスしている。お金を払い、育てて、投資して回収することについて最初から努力している。
2021/02/20 BSテレ東[日経プラス10サタデー]
特集・ファイザーワクチンいつ日本に 開発の期間があまりにも短かったのでドイツでも安全性がどうなのかという大きな不安の声があがっている。4月の段階でワクチンを打ちたい人は79%いたが、11月中旬の調査では50%以下に落ちている。他の調査では30%の人しかワクチンを打ちたいという人がいない状態。ワクチンを警戒する声は強くなっている。
2020/12/19 BSジャパン[日経プラス10サタデー]
日本発ワクチン・臨床試験2か月前倒し 緊急用というよりリスクの高い人という意味で、おそらくは医療従事者を中心に投与されることになる。大阪大学のワクチンは実用化が9月と言っているが、まだ物がないので、9月に物ができてくるぐらいに考えておいた方がよい。
2020/05/10 テレビ朝日[サンデーLIVE!!]
米国の治療薬に期待・スピード「特例承認」 イベルメクチンは「単剤だと効果がないのではないか」という論文も出ており、十分な確認をしていく必要があるが、大量生産でき、価格も安いのでこの薬が効くということになれば一種の福音となる。
2020/05/10 テレビ朝日[サンデーLIVE!!]
「経済活動」再開のカギは「検査数」 日本は海外のようなロックダウンをしていないのに人口に対する死亡者の割合が非常に低い。例外的な流行状況を辿っている。無症状の人にPCRを広げること自体はあまり流行拡大の抑止に役立っていないというレポートも出ている。検査をどんどんするにしても誰にしていくのかということについては議論が必要となる。
2020/05/10 テレビ朝日[サンデーLIVE!!]
「経済活動」再開のカギは「検査数」 検査をたくさんしている国では流行が起きていないかといえば、そうとも言い切れない。例えばイタリアは大変多くのPCR検査をしている国のひとつだが、いろんな条件が重なった結果、医療崩壊という状況を招いた。日本特有の綺麗好きな手洗い、マスクといったライフスタイルがうまく働いている可能性もある。今から夏に向かっていくとコロナウイルス自体の活動が低下していく可能性がある。この時期に思い切って緊急事態宣言、自粛の解除というものをやっていく必要がある。
2020/05/10 テレビ朝日[サンデーLIVE!!]
自粛解除できる?第2波封じ込めへ (陽性率は)一種の参考値にはなるが、7%という数字にこだわる必要はあまりない。都内の陽性率の推移は31.6から7.6に落ちてきているが、コロナらしい人を診察しどのくらいの人がコロナだったかを示す数値なので市中感染の割合を見ることができる。これだけで判断するというのはちょっと難しい。
2020/05/10 テレビ朝日[サンデーLIVE!!]
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