【あの一言】
小野崎耕平の発言まとめ
特集・ファイザーワクチンいつ日本に 米国では公衆衛生は安全保障上の課題となっている。軍事的なパワーバランスのみならず、ワクチンでも勝たなければいけない。中国、ロシアでもワクチンが承認されているが米国のFDAや日本のPMDAといった審査機関は世界トップクラスで世界をリードしている。質が全く違う。安全性を含めて非常に厳格な審査が行われている。その結果として承認されたファイザーワクチンと中国・ロシアのワクチンでは若干差があることは否めない。
2020/12/19 BSジャパン[日経プラス10サタデー]
特集・ファイザーワクチンいつ日本に ファイザーの開発スピードは予想以上だった。これはどちらかというと米中の覇権争いを反映しているものとみている。ファイザーという米国を代表するメーカーが世界に先駆けてワクチンの実用化にこぎつけた。国の威信をかけてやったはずだし、大量の資金が公的資金も含めて投入されてきた。ここ最近のバイオエンジニアリング(生物工学)の飛躍的発達も大きかった。そういうベースを基に短期的に研究者も資金も一気に投入してここまで来た。非常に画期的で奇跡的なことだと思っている。
2020/12/19 BSジャパン[日経プラス10サタデー]
特集・日本はワクチンを十分確保できるのか 2009年の新型インフルエンザの頃と今とを比べると、あの頃日本には十分なワクチンがあって、治療薬タミフルも世界中の在庫の60%が日本にあった。つまりワクチンも治療薬もあった当時と今とではまったく様相が異なる。ワクチンの確保は急ぐべき。どんな薬、ワクチンでも必ず副反応があり、逆にないものはない。それをうまくコントロールしていくことが第一。現行の予防接種法に基づく法定接種における救済制度とか医薬品の副作用救済制度はおそらく今回枠外になる。新たな立法も含めた検討が必要。
2020/07/25 BSジャパン[日経プラス10サタデー]
感染はさらに拡大するか 患者が増えてきて、対策をとって減っていくという波を繰り返す。これを繰り返すプロセスというのを相当長期間行っていくという覚悟が必要。
2020/07/25 BSジャパン[日経プラス10サタデー]
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