【あの一言】
小泉悠の発言まとめ
ロシア“潜水艦戦略”最新動向 ちょっと前であればお目にかからなかったような新鋭艦がどんどん太平洋に入ってくるようになってきている。9月28日時点の衛星画像ではほぼロシア海軍が持っている原潜の全力が(ロシア・カムチャッカ半島ルィバチに)いる。1隻だけはおそらくパトロール航海中だが、それを除くともうこれだけびっしりいるっていうこと。
2024/10/07 BSフジ[プライムニュース]
ロシア“潜水艦戦略”最新動向 これだけ新型原潜が揃ってきて2ヶ月とかのパトロールを常時やっているということは、日本の北側に(原潜が)常時1隻いるという状態を意味している。従来、日本は全面的に南西側中国シフト、あるいは北朝鮮の弾道ミサイル対処ということだけで良かったが、こうなってくると北側にも一定の注意を割かなければいけなくなる。具体的に言うと船や飛行機や人間を割かなきゃいけないってことになる。ただでさえ今日本の防衛リソースが逼迫している中でこれはなかなか厳しい状況にある。人間も増えない中で日本としてどういうふうに対応するのか、非常に強い危機感を持っている。
2024/10/07 BSフジ[プライムニュース]
焦点・ウクライナ目指す「勝利」のカタチは・ゼレンスキー氏「勝利計画」提示へ (ロシアは)核使用には至らないが、核の脅しを意識させるようなことは繰り返してくるのだと思う。ことしの春~夏にかけては戦術核の演習を繰り返して見せたり、北極圏ノバヤゼムリャ島の核実験場で活動が活発になってきている。あまり見たことがない状況で核実験場が動いているので、核実験の脅しのポーズは見せてくるだろう。
2024/09/24 BS日テレ[深層NEWS]
“最大級の攻撃”ロシアの狙いは 標的は(ウクライナの)人々の生活。人々から暖房を奪う、人々から光を奪う、病気の人からケアを奪う、戦争が2年半をまわりウクライナの人の中でも確実に『疲れた』『うんざりだ』という声が高まっている。これから先、冬が明けて春になるまで長いロシアの空襲の始まりになるだろう。
2024/08/28 NHK総合・東京[国際報道2024]
中国「戦略的相互信頼と協調を深めた」・中露“共同偵察飛行”実施 全体的に言うと以前から中露がやっている爆撃機とか艦艇で一緒に行動して見せる、我々は同盟ではないが相当緊密な軍事的パートナーであり、あまりロシアを追い詰めすぎると米国が怖い中露同盟ができるかもしれないぞという大きな政治的メッセージがまず1つある。メッセージの信憑性を担保するため少しずつ関係性が深まっているところを見せていかなければいけない。
2024/08/01 BS日テレ[深層NEWS]
波紋・米独“長距離ミサイル配備計画”・プーチン氏・ミサイル配備“欧米も射程内” 米国とロシアのお互いの脆弱性が大きく変わってきているわけではないが、欧州正面の軍事的緊張が非常に高まってきたので追加の措置としてこういうもの(“長距離ミサイル配備計画)を持ってきた。もう1つは十数年前からロシアは中距離ミサイルの配備を禁じる条約に違反してロシアの方が先に中距離ミサイルを作っている。米国側からすれば先に作っているのはロシアであり、われわれはそれに対して対抗措置を作るという話。
2024/08/01 BS日テレ[深層NEWS]
ロシア軍「バイク部隊」大量に配備・実態は・ロシア国防省「機動性生かした作戦可能」 これまでバフムトでの攻防戦にせよ、アウディウカの攻防戦にせよ、1日1000人とかのロシア兵を死なせたわけだが、毎日1000人死んでいるわけでは当然ない。ならすとこれまでの2年5ヶ月の戦争で月に5000人は死んでいないだろう。逆に去年とか今年もそうだが、ロシア側が言っているのは1日1000人の割合で志願兵を確保できている。多少割引くにしても、死んでいる以上の人間を取っているということ。全体としてみると兵隊の数を維持できているし、攻勢を維持し続けることができている。
2024/07/26 BS日テレ[深層NEWS]
速報・ロシア・北朝鮮・侵略された場合“相互支援”・包括的戦略パートナーシップ条約に署名 ウクライナが越境攻撃で西側製ミサイルとか自前のドローンを使って、ロシア国内の目標を叩いているとか、ウクライナ側で組織的な攻撃をしているとか、攻撃されているロシア人義勇兵が散発的にロシア領内に侵入してくるということは実際起きているが、これが侵略であるというふうに認定されて北朝鮮が何らかの軍事介入してくることが正当化されるという事態はこれまでは考えられなかった。しかし、この可能性、例えば北朝鮮が義勇兵という名目で兵士を送り込むとかってことが排除できなくなってきた。
2024/06/19 BS日テレ[深層NEWS]
日米との「2国間文書」ウ支援の内容は? あすのプーチン訪朝、ついでにベトナムも行くという話、初外遊は中国だった、いま他に行けるところがない、いまキューバにもロシアの艦隊が入っているので、キューバとの関係改善もやって、2000年にプーチンが登場したころの旧友好国との関係固めを非常に思わせるものがある。
2024/06/14 BS-TBS[報道1930]
分析“戦術核”演習の「第2段階」開始・「レニングラート軍管区」が参加 ロシアが核を使った場合、米国がどうするかというのは2つオプションがある。米国はトランプ政権時代、ロシアが限定核使用した場合、米国も限定使用ができるような小型核を持つても良いという方針を決めて今まさに持っている。ロシアの核に米国の核がかぶさってくるとなると、どこまでエスカレートするかわからない。もうひとつ米国が今強く出しているメッセージは、ロシアが核使用したら通常兵器ですさまじい反撃がいくということ。これは核エスカレーションが起きる恐れが少ないのでよりより信ぴょう性がある方針。こちらの方がロシアにとっては嫌なのではないか。
2024/06/13 BS日テレ[深層NEWS]
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