【あの一言】
宮坂昌之の発言まとめ
コロナ・変異ウイルスに備え病床確保は
英国の状況を見てみると変異ウイルスは入り始めて僅か1か月から2か月間で全部置き換わってしまう。それぐらい感染の進み方が早い。日本でも変異型は原則入院とかにしていると、すぐに病院は一杯になってしまう。原則個室にしていると入る部屋がなくなってしまうのでここは柔軟に考えていく必要がある。病床の準備を十分にしておかないと変異ウイルスには対応できなくなる。
2021/04/03 日本テレビ[ウェークアップ]
最新・ワクチン「実際効果はある?」「接種する?しない?」 大きな感染症が入ってこなかったために日本は感染症に関しては鎖国に近い状態だった。積極的にワクチンのベネフィットやリスクについてはっきりと伝えてこなかったことが大きい。
2021/02/10 日本テレビ[情報ライブ ミヤネ屋]
<風をよむ>~“ワクチン後進国・日本”~ メッセンジャーRNAをワクチンになんとか用いようという動きは日本でも一部で行われていた。結構進んだ研究もあったが、日本の製薬メーカーがワクチンになかなか手を出さなかった。政府にしろ、製薬メーカーにしろ、日本はどうしても目の前の儲かりそうなものやお金になりそうなものしか飛びつかない。科学立国と言いながらリスクのあるものにはなかなかお金を出さない。
2021/02/07 TBSテレビ[サンデーモーニング]
<風をよむ>~“ワクチン後進国・日本”~ いくつかのワクチンで思わぬ副反応が出たが、政府としての対応が日本は遅く、不十分だった。どのくらいのリスクがあって、どのくらいのベネフィットがあるのか、厚労省が分かりやすい形で伝えないといけなかったが、問題があった。その結果、ワクチンに対する不信感が生まれてしまった。
2021/02/07 TBSテレビ[サンデーモーニング]
最新・“コロナ”増殖・“抑える物質”・「特効薬の開発」に光明か (レムデシビルと「5h」を併用するとウイルスの増殖が1億分の1に抑えられるというのは)試験管の中での効果であって実際に人や実験動物に投与した場合に同じ結果になるかはこれから検証しないといけない。
2021/02/02 日本テレビ[情報ライブ ミヤネ屋]
最新・人工抗体・米国で効果確認・“免疫学の権威”生解説 新型コロナから回復した人の細胞に入っている遺伝子だけを抜き出してその遺伝子からウイルスを殺せる善玉抗体だけを大量に作る。これを打った時に悪いことが起きることはほぼない。米国では軽症の段階でこれを投与している。すると体内のウイルス量が減るので重症化しない。これまでのところ、非常にいい結果が出ている。
2021/02/02 日本テレビ[情報ライブ ミヤネ屋]
最新・ワクチン“ノババックス社”・国内で「2.5億回分」生産計画 (ノウハウがあれば国内での大量生産についてワクチンが簡単にできるかといえば)それは種類にもよる。武田が今、作っている「ノババックス」ワクチンは比較的作りやすい。一方でモデルナやファイザーのものはかなりの特殊技術なので日本の中でも特定のメーカーしか作れない。
2021/02/02 日本テレビ[情報ライブ ミヤネ屋]
「人工抗体」治療薬・日本での使用は・実用化までのハードル 人工抗体を日本で大量に作ることは可能。リジェネロン社とイーライリリー社という会社が人工抗体を作る細胞を持っているので、この会社と提携すれば、その細胞を使い日本で製造することができる。抗体を医薬品として作る経験を持つ会社であれば1年ぐらいで作ることができる。
2021/01/24 フジテレビ[Mr.サンデー]
治療薬に光明?「人工抗体」って何・トランプにも投与 〇大阪大学名誉教授・宮坂昌之
新型コロナウイルス用の治療薬・人工抗体は新型コロナウイルスにだけ結合して、不活化し殺し、数を減らす効果がある。米国では臨床試験が終わっており、万単位の人たちに使われて大きな副反応はこれまでのところ認められていない。早い段階で使えば使うほどよい結果が出るといわれている。
2021/01/24 フジテレビ[Mr.サンデー]
山中伸弥が聞く新型コロナ~3人の科学者+1人の医師との対話 日本で死者が少ない理由はBCGの影響があるようにも見えるが、そうでないと思われるようなエビデンスもある。何十年もの間、BCGを常に接種をしている国はほとんどがアジアでいずれも重症化率死亡率も低い。過去にBCGはやっていたが、10年以上も前にBCGをやめてしまった欧州諸国は死亡率が相対的に高い。そういう相関はきれいに見える。ところが豪州のような例外がある。この国は20年以上前にBCGをやめているが、死亡率は低いし感染者の数も低い。BCGはひとつのファクターかもしれないが、それ以外の多くのファクターがあるとみられる。
2020/06/11 BS1[BS1スペシャル]
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