【あの一言】
大崎麻子の発言まとめ
ゴーン容疑者再逮捕の衝撃・検察一転“特別背任容疑” グローバル化が進むことによって、日本国内の司法とか国内の企業統治、コーポレイトガバナンスとかが国際社会からすごく大きな注目を浴びるようになってきた。特に人権の観点から非常に厳しい目が注がれている。それを外圧としてとらえるべきではなく、日本は自ら普遍的な価値を尊重する民主国家だと世界に対して宣言していくべきで、それに関連する国連の人権規約であるとか条約も自ら批准している。こうした国際基準に照らし合わせ、国内の法制度のありようとか、司法の運用の仕方とかをちゃんと見直してその基準に合わせていくべき責務が我々にある。
2018/12/23 TBSテレビ[サンデーモーニング]
ゴーン容疑者・逮捕の背景・日本とフランスの関係は? ゴーンさんひとりだけに責任を押し付ける問題ではなく、企業のコーポレートガバナンスの在りようが問われている。世界的な流れとしては証券取引所もコーポレートガバナンスコードというのを非常に強化している。投資家も財務情報だけではなくガバナンスに関わる情報をすごく重視している。日産も9月ぐらいに取締役の情報の開示の仕方であったり、一部の取締役がものすごく発言権を持ってしまうような取締役会の構成であるとかガバナンスの在りようを問題にしていた。今後立て直しを図る中でどうやってガバナンスを再構築していくのかは非常に重要なポイント。
2018/11/25 TBSテレビ[サンデーモーニング]
米国を目指す移民キャラバン・メキシコ国境へ軍派遣を決定 中米ホンジュラスは古くはスペイン、最近までは米国のプランテーションのような形で搾取されてきた国。ちゃんとした産業基盤とか、民主的な統治の仕組みを作ってこなかった。しかも冷戦終了後、銃とか武器が国内にものすごく流通してしまった。そういう背景で貧困とか暴力とか多くの子供が殺害され、検挙もされないという国になっている。そういう前提でこの問題を見るべき。
2018/10/28 TBSテレビ[サンデーモーニング]
<風をよむ>水 水道民営化案の出てきた背景として、地方の人口減少、自治体の公務員の減少がある。各自治体が単体で水道事業をまわしながら、ノウハウを継承していくのはこれからさらに大変になってくる。民営化にも幅があるので水道料金に法的な縛りをかけるとか、官民でやっていくやり方もあるし、外国での民営化失敗事例をちゃんと検証した上で、できている民営化案であれば検討する余地はある。
2018/08/05 TBSテレビ[サンデーモーニング]
金党委員長・日朝会談に前向き・首相“非核化”費用拠出を検討 過去に非核化が完了した事例はリビア、南アフリカなどがある。どちらも2、3年ぐらいのスパンでそのプロセスが完了している。北朝鮮は核の数も多いし開発も進んでいたのでどれぐらい大きなオペレーションになるのかわからないほど大きな話になる。そこで日本は人的にも財政的にも支援していくべき。
2018/06/17 TBSテレビ[サンデーモーニング]
トランプ大統領が譲歩?米朝首脳会談で非核化の行方は 実務的なところではほぼ白紙状態だが、日本にとって武力行使のリスクが減ったことは大きい。
2018/06/17 TBSテレビ[サンデーモーニング]
<風をよむ>~6月12日・米朝首脳会談~ イランの核合意から米国が離脱することで、核合意を順守し、核兵器を廃棄してもなんらかの形で体制を転覆されかねないというメッセージを米国が北朝鮮に送ってしまっている。国際秩序の在り方として、国際法を無視して経済力、軍事力で秩序を形成していくということに危うさを感じる。
2018/05/13 TBSテレビ[サンデーモーニング]
鉄鋼・アルミの輸入制限発動・日本は適用除外ならず トランプ政権の陣容の顔ぶれを見ていると国際協調主義とか、普遍的な国際秩序の構築とかに非常に懐疑的な外交スタンスにより拍車がかかりそう。地球環境問題とか気候変動、グローバルな貧困と格差の問題などの地球規模の課題は先送りすれば次世代に負の影響を与えるが、こうしたことに米国がコミットしていないことが非常に気になる。
2018/03/25 TBSテレビ[サンデーモーニング]
ティラーソン国務長官“更迭”報道・対北朝鮮政策への影響は 北朝鮮は自制しないという姿勢を鮮明に出し、非常に厳しい局面に入っているし、米国もごたごたしている。その中で日本がどう対応していくかが問われている。今月、日本は国連安保理の議長国で、15日は閣僚級会合も主催して北朝鮮の話を中心に非核化の話もしていくということなので、議長国の立場を最大限に活用して、国際的協調体制とか、制裁を各国が確実に履行するよう働きかけるとかをやるべきだろう。
2017/12/03 TBSテレビ[サンデーモーニング]
<風をよむ>習体制の中国 この20年間で国際社会における中国のプレゼンスが本当に高まったというのは国際会合に行くたびに思い知らされる。もうひとつはアフリカへの進出の仕方で国連の大票田。これから成長していく資源国なので、開発支援、ビジネスを通じてものすごくアグレッシブに進出している。実はアフリカは日本の外交にとってもキーであり、例えば北朝鮮への国連制裁もアフリカが守っていないというところもあり、日本は過度に中国と張り合う必要はないが、これまでの実績を踏まえ、アフリカと関係を強化していくべき。
2017/10/22 TBSテレビ[サンデーモーニング]
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