【あの一言】
倉持仁の発言まとめ
激論・医師大集合!収束へ向けたコロナ対応は 専門家というのはほとんどが公衆衛生とか疫学の人たち。今、日本の感染症対策の指揮を執っている感染症の専門医は実際に患者を診ている人は少ない。疫学と論文だけしか読めない人たちが様子をみながらお願いして3波までやってきた。
2022/03/06 テレビ朝日[ビートたけしのTVタックル]
直撃・最前線医師・対策を生提言・「次の変異株への備えを」 今回、オミクロン株の特性について東大の医科学研究所とか英国・ケンブリッジ大学と一緒に研究してネイチャーという雑誌にデータを掲載したが、そういうデータは大学機関などが集積し研究するメソッドを持っている。国を挙げてやればできるのに、国は疫学にこだわり、感染状況の結果を後で見てから、こうだったと言える体制にしかなっていない。みなし感染者が増えれば正式な科学データがとれなくなる。きちんとPCR検査ができなければ当然変異株の検索もできない。次にどういう変異株が出てくるのかということもわからない。
2022/02/02 日本テレビ[情報ライブ ミヤネ屋]
集団免疫の獲得は幻想か… 現状を見る限りでは集団免疫を得ることは難しい。ほとんどのコロナ感染者に、感染を防御するための抗Sタンパクの抗体ができない。ワクチンを打ってもワクチンの抗体がつかない方が5%ぐらいいる。ワクチンの効果も持続しないということが徐々にわかってきた。きちんと抗体価を測定してワクチンを進めつつ、治療薬の開発をしていくべき。ワクチンを打っていてもきちんとPCR検査をすることが大事。相手のウイルスがどのぐらいの強さなのかも重要で、従来型であれば、1回接種で戦えたが、デルタ株の場合は2回打っても死亡率は下がるものの、感染拡大を止める効果は半分ぐらいに落ちてしまう。総合的な対策をしっかりとやっていく必要があり、ワクチン一本足打法ではとても戦えない。
2021/08/24 BS-TBS[報道1930]
最新・自宅療養「2万人超」続く・救急搬送困難者が“急増” 今まではコロナの治療が当たり前にできていたが、現在は入院できる人が10%以下で、残り9割が自宅に放置されている。その状況に対して“酸素ステーション”というのが出てきたが、コロナは酸素だけを吸っていても治らない。“酸素ステーション”はあくまでも対処療法。コロナの治療に関しては早い段階できちんと診断をして経過をみて適切にCTなどの検査を受けて、肺炎などがあれば速やかにレムデシビルなどの点滴治療を行うことで、あるいはステロイドを投与することで、重症化はしない。今は医療機関はいっぱい、いっぱいで患者を入院させることが現実的にできない。
2021/08/18 日本テレビ[情報ライブ ミヤネ屋]
日本初・中和抗体・10日間で作製成功・“変異株を無力化”薬を開発へ 治療薬となり得る明るい話題。新しい薬として臨床現場にすぐ投入できるので非常にありがたいし非常に期待している。
2021/06/02 日本テレビ[情報ライブ ミヤネ屋]
五輪開催の可否・専門家の本音は… 受診した方が呼吸不全でその場で人工呼吸器をつけるような状況が続いている。今の状況では五輪が開ける状況にはとてもなっていない。やるのであれば無観客でやるべき。
2021/06/01 BS-TBS[報道1930]
波紋・“まん延防止”最中「約100人で…」日本医師会会長・政治資金パーティー出席 今まで中川会長の強力な言葉を聞いて自粛してきた方、自粛に苦労してきた人がたくさんいる。医師会の中でも診療を終えた後で報酬なしで働いている方々がいるが、そういう方々の期待を裏切るものである。ここは真摯に反省をしてZOOMなどを使うなどしてパーティの形はいい加減、変えた方がよい。
2021/05/12 日本テレビ[情報ライブ ミヤネ屋]
ワクチン接種進む米国では“特許権放棄”めぐる波紋 日本の場合、一番の問題はワクチンがないことで、立ち位置としては発展途上国と同じ位置にいる。特許をなくしてくれれば医療の現場から純粋に見ればいい点ではあるが、一方でこうしたルールが一般化してしまうと同じような事態が次に起きた時に各メーカーがワクチンは特許を取られてしまうし金がかかるので作らないみたいな状況になってもいけない。いろいろなメリットを製薬会社に与えることで世界に広げるやり方を模索すべき。
2021/05/09 TBSテレビ[サンデーモーニング]
ワクチン目線“1日100万回”東京五輪開催の是非は? 大阪では毎日1000人以上の感染者が出て、40~50人の方が亡くなっている。入院治療を受けられる方はわずか10%に過ぎない。残りの人たちは残念ながら検査も治療もろくに受けられない放置された状況が続いている。その状況が全国に広がろうとしている。諸外国と比べても大阪だけの死亡者は場合によってはインドや米国、英国、ヨーロッパよりも多い状況。非常に深刻で悲惨な状況。そういう状況にあるのに国は、お酒はだめだとか、どの店は開いてもよいとか些末な問題をしている。できるだけ広い範囲でしっかりと(感染を)止めてこれ以上の死者を出さないよう強い政策をとるべき。
2021/05/09 TBSテレビ[サンデーモーニング]
変異株の専門病棟では懸念の中での宣言解除 残念ながらこれまで国が行ってきた対策はすべて事後対策。何かが起こってから動く状態。
2021/03/21 TBSテレビ[サンデーモーニング]
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