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スペシャル あの一言
2024年11月18日(月)
最新TV速報
【あの一言】
五百旗頭真の発言まとめ
世界の力学と日本外交の立ち位置
米欧日が一致してロシアに対して休戦あるいは協定を作る以上のことは望みにくくなってきている。これ以上悪くならないというのが危機管理のポイント。
2024/01/12 BSフジ[プライムニュース]

戦後77年…国際秩序の行方・“トウ小平×習近平”の戦略
2008年の北京オリンピックまでは鄧小平の「韜光養晦」だった。北京オリンピックで世界から皆がやって来て中国にかしづいた。同じ年、リーマンショックが起こって米国、ヨーロッパ、日本がガタガタになった。中国・胡錦濤政権が5兆元の巨大財政出動をして底支えして中国の存在感が高まった。これで中国人のナショナリスト達が自信を持ち始めた。習近平はその流れに乗っかっている。
2022/08/15 BSフジ[プライムニュース]

韓国・尹大統領「光復節演説」・日韓関係改善に意欲
前の文大統領は歴史問題をほじくり返してどこまでも追及する姿勢を取っていた。慰安婦合意はやめたし、徴用工も軍事的な照準を合わせることもあった。それに対し、尹大統領は明らかに日韓関係を大事にしたいという前向きな姿勢を取っている。金大中以来、久しぶりの言葉という気はするが、尹大統領の政権支持率が3割を切っている。日本と良い関係を作ろうとしても、そのために国内を説得する余力があるのかどうか。
2022/08/15 BSフジ[プライムニュース]

兵庫県立大学理事長・五百旗頭真
人類史上、大国の興亡というのがいくつもあったが、中国の軍拡というのは、その中でも、ものすごいレベルにある。冷戦終結後から今まで中国が発表している国防費だけで42倍。計算の仕方にもよるが、50倍以上になるかもしれない。それに負けまいと日本が軍拡競争をやることは、ほぼ不可能。日本としての知恵は(中国の軍事力とは)対等にはならないかもしれないが、例えば中国が尖閣に手を出してきた時に、相手の指にスッポンのようにかみつき、手を引かせる程度の力が必要。つまり下手に手を出したら恥をかくというレベルの拒否力を持つことが重要である。これに加え米国に抑止力の傘を提供してもらうこと。さらに世界の世論、友好国を多く作ることが重要となる。
2022/08/07 BSテレ東[NIKKEI 日曜サロン]

兵庫県立大学理事長・五百旗頭真
ペロシ下院議長が台湾に行った時に中国はものすごく怒ったが、演習程度で収めており、本当に危ないことはしていない。中国は米国の力をまだまだ侮りがたいとみている。もし日本だけであれば中国は台湾侵攻にしても尖閣上陸をやっていたかもしれないが、日米同盟というのは常に軍事演習を一緒になって行っていて、ある意味、NATOよりも緊密。毎年軍事レベルで共同演習をやっているので、米国の大統領が東京に来て「尖閣は安保第5条のもとにある」と言うだけでも強いメッセージとなる。
2022/08/07 BSテレ東[NIKKEI 日曜サロン]

五百旗頭真×山添博史・日本の安保戦略再構築は
今、大事なのは中距離ミサイル。米国とソ連が全廃条約で80年代にやめた後、中国はそれに規制されない為、どんどん中距離ミサイルを作った。これにより米国の艦隊が西の方に来るのを止める力を磨いている。この一方的な優位を過信して台湾を攻め落とそうとか、尖閣を奪うというような宣言をしている。日本本土を攻めることは日米同盟があり、米軍が駐留しているので、米国に対し戦争を売ることになり、難しいだろうが、尖閣だとか台湾とか、あるいは沖縄の中で米軍のいないところならばやれるというふうな思いを持ってもらったら困る。そういう幻想を持たせないためにも自助能力の中で重層的な国産のミサイル網を持つことが重要で、尖閣は簡単にはとれないという形を作るべき。
2022/04/19 BSフジ[プライムニュース]

今の中国とどう向き合うべきか
中国がこんなに上の方に行ってしまったことに対し、複雑な思いが日本人にはあるが、現に(中国が)力を持っているということをちゃんと見る必要がある。世界全体で見れば米国の力が上だが、中国周辺では中国の方が例えば軍事力においても優位に立っている面もある。そういうことを十分見極めないままに、戦前の鬼畜米英的な雰囲気のようなものが久しぶりに出てきている。(中国に対し)強硬的に言わないとけしからんという雰囲気が強くなってきている。急上昇している国というのは戦前の日本もそうだったが実は危ない。日本国内では中国がへんな暴走、暴発をしないように非常に注意して日本自身と日米同盟と国際的な連携の中で、そういうことは成り立たないということをしっかりと説得していかないといけない。
2022/01/07 BS-TBS[報道1930]

今後の日本の危機対応は
コロナの危機管理で2つ必要なものがある。1つは参謀本部、専門的な能力を持ったグループが意思決定を支えるという仕組み、危機に対処できる仕組みで、その中には例えば戦争の時のように個人の自由に一時的、部分的な制約が起きうるということを含めた意思決定の仕組みが必要となる。もう1つは専門家集団そのもの。自衛隊のように軍事についてのノウハウを持ち訓練した集団でないとだめで、コロナでも同じ。ただ、人数が多ければいいということではなく、例えば米国のCDCは8500人の職員がいるが、それほど立派な組織がありながら世界最悪の対応をしている。彼らは大統領の意思決定の中に組み入れられていなかった。日本は尾身茂と押谷仁と西浦博しかものを言わないが、案外質がいい。政府も無碍にせずにいう事をきくし、地方自治体の知事がきく。日本国民も民度が高いのでよくきく。日本は乏しい制度しかないのによく頑張っている。
2021/03/11 BS-TBS[報道1930]

コロナ発生から1年・危機のリーダー論
リーダーの重要な役割は、心に触れる言葉を苦しむ国民に提供する。現状に基づいて展望を示す言葉が欲しい。
2020/12/06 BS-TBS[報道1930スペシャル]

苦渋の決断・カメラの前に座った日
心に響くことを最も難しい時に言えるのは素晴らしい才能。特に彼女自身、東ドイツの不自由な中で自分ほど移動の自由を強く求めている者はいないという姿勢を示すことで自発的な協力を引き出すことができた。自由を規制される人々の気持ちは自分と一緒だと語った。今の世界のリーダーの中でメルケル首相が一番ちゃんとできていて、なかなか他のリーダーでは難しかったのではないか。
2020/12/06 BS-TBS[報道1930スペシャル]

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