【あの一言】
特集・植田総裁が国会に出席・相場の変動どう見る?
PwCコンサルティングチーフエコノミスト・片岡剛士 植田総裁の7月会合の時の記者会見では想定以上に強い利上げのコミットメントと市場関係者の多くが捉えた。これはある意味、株価の暴落と円高の進行という形でマーケットからNOを突きつけられた。そこに日銀の事務方は驚き、政治の側からも、もしかしたら何か火消をしてくれと言われたのかもしれない。大慌てで内田副総裁が火消に走った。
2024/08/24 BSテレ東[日経サタデー ニュースの疑問]
慶應義塾大学大学院教授・小幡績 (日銀・内田副総裁の発言は)単に狼狽して言ってしまったもので、禍根を残した。これから利上げがしにくくなるだろう。市場の方が「俺たちの言うことを聞け、市場にいいような金融政策をしろ」と威張っている。そういう流れに(日銀が)押されてしまっている。グリーンスパンやバーナンキは「俺がやることにお前らひれ伏せ」みたいな形だった。つまり主導権がどっちにあるのかということ。
2024/08/24 BSテレ東[日経サタデー ニュースの疑問]
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