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2024年09月08日(日)
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【あの一言】
<グローバルアイ>世界の選挙・政権へのノーが続く
日本経済新聞・脇祐三客員編集委員
(イラン大統領選挙の)決選投票で投票率が10ポイント近く上がり、投票数が約600万増えた。第一回目の投票で革命体制に批判的な人は投票に行かなかったが、保守強硬派をぎゃふんと言わせてやろうとした人が投票しそれがまるまる改革派の票につながった。経済状況に改善には制裁の緩和が必要で、そのためには米国との協調に前向きな姿勢が必要と次の大統領と政府の一部が言い始めているが、すべては最高指導者ハメネイ師がどのぐらいの裁量を大統領に与えるかにかかっている。革命防衛隊の反米姿勢は極めてかたく、さらに米国でトランプ政権が復活しイラン批判を強めることが予想されるがその場合は歩みよりが難しくなる。
2024/07/17 BSテレ東[日経モーニングプラスFT]

日本経済新聞・脇祐三客員編集委員
どこの国でも政権と与党にノーの声が噴出している。既存の大政党に逆風が吹いている。これまでの政治路線の継続に反対する動きが目立つ。この数年間の大幅な物価上昇、インフレの影響が大きい。足元でインフレ率が下がって各国政府は経済政策の影響が出ているとしているが、有権者は前回の時と比べて生活が厳しくなっているという不満がある。インフレが引き金となりロシアのウクライナ侵攻などの外的要因であってもその不満が自国政権・与党に向かっている。
2024/07/17 BSテレ東[日経モーニングプラスFT]

日本経済新聞・脇祐三客員編集委員
英国では一昨年、去年と、最大のキーワードが「生活費の危機」だった。これはメディアの見出しに頻繁に出てくる。それぐらい物価上昇への不満が強い。加えて党の権力闘争で首相が次々と代わっていく保守党へのうんざり感が大きかった。今回の選挙は国民の考えとずれてきた保守党に対するレッドカードと捉えることができる。
2024/07/17 BSテレ東[日経モーニングプラスFT]

日本経済新聞・脇祐三客員編集委員
フランスでは二回目の選挙で極右内閣阻止のばねが働き、パリでは左翼主義者を中心に自由の勝利だという歓声があがったが、議席数をよく見ると左翼連合も過半数には遠く及ばない。大統領の与党連合は極右内閣誕生は防いだが、大幅に議席を減らしている。極右は第三位とはいえ前回選挙と比較すればものすごく議席が増えている。明確な勝者なき選挙ではあるが、はっきりしているのは中道への支持が落ち込み両極への分裂が進んだということ。左翼と与党が極右阻止では一致していたが、政策は水と油。この夏はパリで五輪パラリンピックがあるので総辞職したアタル首相の内閣が職務を続けるが、その後が全く見えない。国民連合・ルペン氏は勝利の時期が先延ばしされただけと言っている。
2024/07/17 BSテレ東[日経モーニングプラスFT]

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