【あの一言】
中東での衝突・原油リスクは?
経済産業研究所コンサルティングフェロー・藤和彦 今、米国はサウジアラビア、ロシアに次ぐ原油の輸出国になった。米国のシェールオイルは日本にはほとんど入ってこなかったが、10月の統計から、3%~4%1日10万バレルぐらい日本に入ってくるようになった。これは近年まれにみる数少ない、いい材料。米国のシェールオイルは硫黄分が少なく世界で一番品質がいい。
2024/01/13 BSテレ東[石川和男の危機のカナリア]
日本エネルギー経済研究所中東研究センター主席研究員・佐藤佳奈 かつては地政学的なものが原油価格に与える影響が大きかったが、昨今は、軍事衝突があったにも関わらず、価格は跳ね上がっていない。ガザの人道危機は止めるべきであるが、起こるべくして起こったことであり、日本の原油輸入には大きな影響がない。ホルムズ海峡で衝突が起こった時はリスクが問われたが、ホルムズ海峡封鎖のリスクは極めて低い。イランとサウジアラビアは融和ムードである。一方で、スエズ運河は航路変更などの影響が出てきている。
2024/01/13 BSテレ東[石川和男の危機のカナリア]
|