【あの一言】
徹底分析・北朝鮮“軍事偵察衛星”のねらいは
学習院大学教授・江藤名保子 中国側が持っている国際情勢認識というのは独自の論理に基づくもので、我々が見ている東アジア情勢とは異なる。これを中国は力を持つ方の声が通るものと認識しており、自分たちの論理を正しいと訴えつつ、軍事力、経済力をてこにして他の国々にもそれを広めようと働きかけている。さらに国連の機能不全が叫ばれる中、これをどのように立て直していくかを議論する際に中国がここでも主導権争いに乗り出してくることが予想される。
2023/06/04 NHK総合・東京[日曜討論]
元駐米大使・藤崎一郎 米国の北朝鮮への関心が薄れているとは思えない。だんだんミサイルが伸びてくると届く距離がグアム、ハワイ、米国本土に届くことになり、むしろ冷戦の時と比べて脅威感は増えてきている。北朝鮮の問題は米国にとって放置できない問題になっている。
2023/06/04 NHK総合・東京[日曜討論]
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