【あの一言】
英米シンクタンクが分析・終戦のカギは?
中央大学法科大学院教授・弁護士・野村修也 ウクライナのほうの大統領選挙は延期と決めているが、大統領選挙に勝つためにプーチン大統領は早めに終戦を迎えるのではないかというアイデアが出ている。これがもしうまくいかなかった場合には戒厳令が出され、より一層深刻になるのではないかという意見や、場合によってはプーチン大統領が失脚してもっと過激な人が出てくるのではないかとの見たてがある。そういう人間が核のボタンを持つ方がよほど危なくなる。この他、中国から見ると専制主義的な民主的な国家に転換するような事態になれば困るので大負けさせないようにしようとか、世界の思惑が錯綜している。これらをよく分析した上でG7の議長国としての振る舞いを決めていく必要がある。
2023/02/26 テレビ朝日[サンデーLIVE!!]
早稲田大学教授・中林美恵子 この1年間、米国は総額で軍事支援として4兆円にのぼる大きな金額を出している。これが世界全体の軍事支援の3分の2以上を占めている。米国が完全に引いてしまえば、ウクライナは戦えなくなる。米国が今後どのような方向に進んでいくのかということが重要で、世論調査を見ていくと今まで通り支援を続けると言った人が60%以上いたが、1月になってからは48%に減っている。豪州やドイツなどではウクライナが一部の領土を明け渡してでも早期に和平交渉すべきだという意見が6割以上あり、だからこそバイデン大統領は先日、キーウを電撃訪問した。
2023/02/26 テレビ朝日[サンデーLIVE!!]
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