【あの一言】
特集・ゼロコロナ継続が重荷に?・中国経済はどうなる
日本国際問題研究所客員研究員・津上俊哉 中国の不動産が行き詰まっている。過去に不動産をやり過ぎて、資産格差が広がり「共同富裕」などと言わざるを得なくなった。2020年に武漢のコロナの後、経済回復のためにいろいろな施策を打ったところ、不動産バブルがはねてしまった。それを非常に重く見て不動産を引き締めたところ、昨年度からは不動産業が壊れてしまった。いろいろな指標を見ると今年上半期は対前年比3割~4割減という数字が出てきている。不動産はGDPの4分の1から3分の1近くを稼ぎだす中国にとっての最重要セクターだったが、これが壊れてしまった。
2022/09/03 BSテレ東[日経プラス9サタデー]
|