【あの一言】
東電・電力逼迫・初の注意報・午後3時~6時・節電を
玉川徹 電力自由化で、いくらでも電力が高く売れるようになったが、あまり高くなりすぎると消費者が困ってしまうので、一定程度以上は高くできないという線を決めた。そうなると今回のように燃料費が上がったりした場合、超えた部分については全部電力会社の赤字になってしまう。総括原価方式であれば投資した分は必ず回収できたが、今は投資しても回収できるかわからなくなってしまった。もうひとつ、昔であれば新たに火力発電所を作ったが、今、作っても(脱炭素ということで)30年ぐらいでやめなければならない。30年で回収できないので投資もできない。電力会社だけに全部任せるだけで政府がどうしていくのかをちゃんと考えていなかったことが今回のような電力需給逼迫を招いた。
2022/06/27 テレビ朝日[羽鳥慎一モーニングショー]
石原良純 大変な話なのに、参院選挙の争点にもなっていない。ギリギリでやっていて、すごく危ない。例えば火力発電所1基が何らかのトラブルで止まってしまったらすぐに電気は落ちてしまう。綱渡りのところでやっている。
2022/06/27 テレビ朝日[羽鳥慎一モーニングショー]
信州大学特任教授・ニューヨーク州弁護士・山口真由 ドイツとかがやっているように、火力発電を予備役として持っておき、緊急時にいつでも回せるように待機させておくことが重要。それをやると電気代に上乗せされることになるが、それをどうしていくかの議論となる。
2022/06/27 テレビ朝日[羽鳥慎一モーニングショー]
羽鳥慎一キャスター 「電力需給逼迫注意報」はこれからたくさん出るのではないかと言われている。
2022/06/27 テレビ朝日[羽鳥慎一モーニングショー]
玉川徹 これぐらいの暑さというのは今まででも当たり前にあった。なぜ今年だけ電力が足りなくなるのか。要するに電力の供給力がないということ。なぜそうなったかと言えば、根本的には電力を自由化し、総括原価方式をやめたというところに起因する。今までは絶対にこれだけの電力が必要だといった時に、それ以上に電力会社はピーク電力を維持できた。なぜそういう力を持てたかといえば、設備投資をして、これぐらいお金がかかったという部分に利益を上乗せすることができていたからで、いくら投資しても問題なかった。
2022/06/27 テレビ朝日[羽鳥慎一モーニングショー]
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