【あの一言】
五百旗頭真×山添博史・日本の安保戦略再構築は
元防衛大学校長・兵庫県立大学理事長・五百旗頭真 今、大事なのは中距離ミサイル。米国とソ連が全廃条約で80年代にやめた後、中国はそれに規制されない為、どんどん中距離ミサイルを作った。これにより米国の艦隊が西の方に来るのを止める力を磨いている。この一方的な優位を過信して台湾を攻め落とそうとか、尖閣を奪うというような宣言をしている。日本本土を攻めることは日米同盟があり、米軍が駐留しているので、米国に対し戦争を売ることになり、難しいだろうが、尖閣だとか台湾とか、あるいは沖縄の中で米軍のいないところならばやれるというふうな思いを持ってもらったら困る。そういう幻想を持たせないためにも自助能力の中で重層的な国産のミサイル網を持つことが重要で、尖閣は簡単にはとれないという形を作るべき。
2022/04/19 BSフジ[プライムニュース]
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