【あの一言】
プーチン政権の実像検証「第5列」「裏切り者」発言狙い
元外務省欧亜局長・静岡県立大学グローバル地域センター客員教授・東郷和彦 不幸な出発点は、米国がルーマニアとポーランドにミサイル迎撃体制を作ろうとしたことにある。米国はイランに向けたものと説明していたが、プーチンは当然自分の方にも向けられたものだとして絶対に許さないとしていた。このプーチンを(当時、副大統領だった)バイデンが説得しに行ったが、非常に難しい交渉になった。バイデンはプーチンに「あなたの目は空っぽだ」と面と向かって言い、それに対しプーチンはニヤリと笑い「ここで初めて相互理解が成立しましたね」と答えた。この発言の意味はもうあなたとは絶対に仲良くはできないというプーチンからの決別宣言だったとみていい。
2022/04/05 BSフジ[プライムニュース]
元外務省欧亜局長・静岡県立大学グローバル地域センター客員教授・東郷和彦 バイデンはウクライナの問題に色濃く関わっており、一番関わったのが2013年から2014年の「マイダン革命」。これには米国のネオコンなど、複雑な背景が絡んでいるが、裏で統括していたのはバイデン。そのことをロシア情報機関が知らないわけはない。そのバイデンが昨年大統領になった時から、ウクライナとウクライナ問題における米ロの緊張関係が跳ね上がった。表面に立っているのはゼレンスキーだが、後ろにいるのは米国、特にバイデンである。
2022/04/05 BSフジ[プライムニュース]
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