【あの一言】
検証・ピークアウト・予測モデル「まん延防止」の効果は?
長崎大学院教授・森内浩幸 日本は沖縄のような人口あたりの感染者数の多いところですら欧米で感染が広がっているところほどには集団免疫ができあがるほどの感染が起きたわけではない。若者は一気にピークを迎え、その後高齢者にうつり、あとはゆっくりと下がっていく。感染者の数を追うよりも、むしろ全体から遅れて上がってくる高齢者のピークや、病床使用率、重症者の数を追っていく方がよいのではないか。諸外国ではどんなに重症化率が低いと言っても、感染者の数が非常に高くなると、結果として入院した数、重症者の数、死亡者数が前回のデルタ株の流行の時に追いついてきている。沖縄もほぼそういった形になってきている。それが日本全体の姿にならないようにしていくためには重症化を防ぐためのワクチン接種を進めていくしかない。
2022/02/05 日本テレビ[ウェークアップ]
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