【あの一言】
コロナ感染急増・与野党に対策を問う
日本共産党書記局長・小池晃 茂木幹事長はG7で日本は最も厳しい水準の水際対策と言っていたが、まさに在日米軍基地という大穴があいていた。昨年9月以来、米軍は出国時の検査をやっていなかった。それを日本側に知らせずに日本側も確認しなかった。昨年12月に沖縄・玉城知事が米軍関係者の入国停止、基地からの外出禁止を米軍に求めるよう首相に申し入れたのに当初は米軍基地由来の感染であることすら認めなかった。こうした姿勢が感染を広げる一因となった。年が明けてからようやく外出制限が始まったが、遅すぎた。日米地位協定で、検疫が米軍任せで、日本側が関与できないということは大問題であり、これでは国民の命が守れないし、主権の侵害。抜本改定の議論を国会で始めるべき。
2022/01/16 NHK総合・東京[日曜討論]
日本共産党書記局長・小池晃 岸田総理は最悪の事態を想定して万全の体制を備えると言っていたのに、第5波から3か月の準備期間があったのに備えは不十分だった。ワクチンは本当に遅れていてこのままではオミクロンの拡大に間に合わない。無料検査を打ち出したが自治体任せであり、国は件数も陽性者数も把握していない。第一にやるべきことは迅速で安全なワクチン接種を進めること。2つ目に国の責任でPCR検査をいつでも誰でも無料で受けられるようにして検査を徹底的にやること。3つ目に保健所、地域の開業医、病院に対する支援を緊急に行うこと。第5波で200人以上の方が自宅で亡くなっている。こうしたことを絶対に繰り返さないよう国の責任が求められる。
2022/01/16 NHK総合・東京[日曜討論]
国民民主党幹事長・榛葉賀津也 オミクロンの性質を冷静に分析して社会経済活動を止めないということも大事になってくる。感染力が非常に強くて早い一方で欧米ではピークに達しているという話もある。ワクチンを前倒しすることも大事だが、ワクチン接種がピークに間に合わない可能性がある。しっかりとエッセンシャルワーカーや高齢者に打っていくべき。頻繁に検査をして濃厚接触者の定義も見直す必要がある。陰性だったら濃厚接触者を解除していくという発想も必要。
2022/01/16 NHK総合・東京[日曜討論]
日本維新の会幹事長・藤田文武 これまでの隔離や行動制限を中心とした公衆衛生中心の戦略から、医療をしっかりと整えて、早期発見・早期治療をしていけるような体制・法整備に変えてこれを進めていくべき。先日もコロナの提言書を政府に出させていただいた。感染症法の改正議論は先送りになりそうだが、これを進めていくべき。指定感染症の分類の議論も先送りにせずに今国会で進めるべき。
2022/01/16 NHK総合・東京[日曜討論]
立憲民主党幹事長・西村智奈美 オミクロン株の重症化率は低いが、余談を許さない状況だと思っている。感染者数が爆発的に増えて行けば、それだけ母数が増えることになるので深刻。これまでも助かるはずの命が助からなかった反省や教訓があるはず。重症者が入院するための病床をしっかりと確保していくことが必要だが、政府は今回、病床確保のための改正案の提出を見送った。一刻も早くもう一回議論するべき。
2022/01/16 NHK総合・東京[日曜討論]
自民党幹事長・茂木敏充 オミクロン株は欧米でもすごい勢いで増えている。米国で1日100万人、フランスで30万人、英国で20万人。日本でも年末年始から全国各地で感染の急拡大が続いている。最大限の警戒・対策が必要だと思っている。海外の事例や専門家の分析では感染力は非常に高いが、重症化率は低いという特性も明らかになりつつある。政府として状況の変化に応じながらしっかりと対応をしてきている。政府与野党連絡協議会については前向きに考えていきたい。
2022/01/16 NHK総合・東京[日曜討論]
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