【あの一言】
激論!ド~なる!?2022・ポストコロナ時代の日本
昭和大学医学部客員教授・二木芳人 オミクロン株はまだ見極めが十分に出来ていない。1つ目は感染力、2つ目は免疫を回避する能力があること。ワクチンを打った人や一回かかった人にも感染する。3つ目は重症化・死亡リスク。これについてはまだ初期段階のレポートしか出ていない。南アフリカとか、感染が広がっている英国あたりからデータが出ているが、まだまだ決めつけて対策を緩めるのは時期早々。今のところ若いポピュレーションやワクチンを打った人への1報が出てきているので、これが弱者に広がっていった時にどれだけリスクが高いかを十分見ておく必要がある。この調子でいけば日本でも4回目、5回目のワクチンなどということも出かねないのでそういう意味ではよりワクチンを研究開発していただきたい。
2022/01/01 テレビ朝日[朝まで生テレビ!元旦SP]
医療ガバナンス研究所理事長・上昌広 オミクロン対策を考える上ではもう少し総合的な視点が要る。実はオミクロンが流行っているのは欧州と北米とアフリカ。それ以外の地域は、アジア全域や南米は夏場の流行以降、右肩下がりでどんどん減っている。日本だけが特別にうまくやっているわけではない。例外は韓国、ラオス、ベトナム。オミクロン株が主流になっても感染者はそんなに増えない可能性がある。沖縄では米軍基地で集団感染が出たが沖縄県で感染爆発はおこしていない。オミクロン株がアジアで流行るかどうかは総合的議論が必要。
2022/01/01 テレビ朝日[朝まで生テレビ!元旦SP]
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