【あの一言】
米国「台湾戦略」転換か?その本気度・中国はどう出る
東洋学園大学教授・朱建栄 台湾有事の際に米国が当然介入してくるという前提で中国は見ている。米国が台湾から手を引くということは最初から想定していない。
2021/10/31 フジテレビ[日曜報道 THE PRIME]
元統合幕僚長・河野克俊 台湾に対する米国の建前は変わっていないが、本音は変わってきている。毛沢東や鄧小平の前半には台湾問題というのが宿題として残っていた。彼らには大陸の内側の混乱を治める必要があったし、むしろそっちの方を見ていた。(当時の)米国にはパワーがあったので台湾をどうにかしようとしても、それはできなかった。ところが、今や中国は海洋進出し、中国にとって台湾は以前にもまして必要性が高くなってきた。軍事力も米中との間が非常に均衡し、なおかつ、米国の一部では中国の方が強いのではないかという観測まで出ている。客観情勢として台湾問題、とりわけトランプ前大統領の後半からバイデン大統領にかけて米国の主たる脅威は中国になった。その最大の懸案は台湾であるが、台湾についての米国の態度は明らかに変わりつつある。
2021/10/31 フジテレビ[日曜報道 THE PRIME]
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