【あの一言】
<NEWSドリル>対立・天然ガスの価格高騰・原因は?ロシア・欧州のガス市場に影響力
経済産業研究所コンサルティングフェロー・藤和彦 欧州でガスが足りなくなった一番の原因は米国。米国がこの数年、シェールガスを液化天然ガスとして欧州に輸出していたが、アジアの方が高く買ってくれるので欧州に出す分を大量にアジアに振り向けたことが大きかった。
2021/10/18 テレビ朝日[大下容子ワイド!スクランブル]
番組アナウンサー ロシアは欧州のガス市場に大きな影響力を持っている。去年の天然ガス輸出量トップ3で1位はロシア、2位が米国、3位がカタールだった。欧州の天然ガス輸入量のうち、半分近くの約4割をロシアに頼っている。欧州での天然ガスの価格高騰に対し、EUの一部の議員は「ロシアが欧州への供給量を制限して、価格を引き上げている」と主張し、調査するよう要求している。ロシア批判の根拠は、ウクライナ経由の欧州向けパイプラインに、半分以上も空きがあるのに使っていない点。ロシアとドイツ間には新たな天然ガスパイプライン「ノルドストリーム2」が、先月10日に完成したが、欧州側が稼働を承認しないため、開通の見通しが立っていない。
2021/10/18 テレビ朝日[大下容子ワイド!スクランブル]
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