【あの一言】
感染者急減・ウイルスが“自壊”したのか
東京大学名誉教授・児玉龍彦 コロナウイルスはAIDSやインフルエンザと比べると3倍ぐらいの(ゲノムの)長さがある。長いRNAウイルスはある程度、変異を抑えていないと生存できない。コロナウイルスはポリメラーゼという複製酵素の他にもうひとつコピーのエラーを修復するエンドヌクレアーゼという酵素が14番目の遺伝子にあって、コピーエラーを抑えている。基本的には変異数が少ないウイルスであり、変異数が少ないからこそワクチンや抗体による治療が効きやすい。
2021/09/21 BS-TBS[報道1930]
松原キャスター コピーエラーが次々と起きることで変異株が出現し、感染力が上がるものや、中には人間にとってものすごく厄介な感染力が増えたり、ワクチンが効きにくいものというのが増えてくる。一方でこのコピーエラーはある時期が来ると今度は生存に必要な遺伝子まで自分で壊してしまい、これによってウイルスが自壊しどんどん下がっていく。
2021/09/21 BS-TBS[報道1930]
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