【あの一言】
中国がTPP参加を申請・なぜこの時期…狙いは
ニッセイ基礎研究所・矢嶋康次 申請の方向は予想されていたが、自民党総裁選のタイミングにあててきた。揺さぶりをかけているのではないか。日本は誰が総裁になっても対中に対してかなり厳しくなるのは見えているが、「本当に経済まで切ってやれるのか」という意味のメッセージをこのタイミングで出してきたのではないか。理想と現実というのがあり、中国の需要を取り込みたいという思いはどこの国もある。米国がいない中、主導権という意味で日本は重要。総裁選でも中国との関係をどうしていくのか、日本の中できっちり決めないとTPPの中で議論をリードすることはできない。温度差もあるのでどうリードしていくか日本の役割は非常に大事。
2021/09/17 テレビ東京[Newsモーニング・サテライト]
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