【あの一言】
<風をよむ>“総裁選の行方”
一橋大学大学院・中北浩爾教授(VTR) 派閥の力が弱くなり、とにかく主流派になりたい。勝馬に乗りたいというふうな行動になるが、自民党全体として見れば頭でっかちの官邸主導というのは極めて脆い。忖度・委縮という感じになって党の機能が弱くなった。そんなに党の機能が弱くなって大丈夫かと心配になる。
2021/09/12 TBSテレビ[サンデーモーニング]
福山大学客員教授・田中秀征 昔の派閥というのは政策的な勉強とか能力的に磨きあげる努力というのが今とは全然違っていた。当時の派閥の領主は本当にすごかった。ついていく人間に媚びなかった。これが劣化したのは小選挙区制度に大きな理由がある。党に対して文句を言うと公認されなくなるので(政治家が)小粒になっている。
2021/09/12 TBSテレビ[サンデーモーニング]
一橋大学大学院・中北浩爾教授(VTR) 政治資金制度改革が行われ、派閥が企業団体献金を受け取れなくなり、集金力が著しく減退した一方で、党は巨額の正当交付金を受け取れるようになった。政治資金をめぐるパワーバランスが派閥から党を運営する執行部に移動した。
2021/09/12 TBSテレビ[サンデーモーニング]
松原耕二 今は官邸の1強体制のもとで一部の人間によって論争のない幅の狭い政治になっている。これから日本は少子化で下り坂という大変な時代を迎えるが、本当に自由闊達な論争が必要な時にこういう時に議論が失われている。今の政治停滞がこの国のリスクをどんどん膨らませている。
2021/09/12 TBSテレビ[サンデーモーニング]
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