【あの一言】
<徹底解説・ニュース最前線>「新規感染者数は重要ではない」は本当?
インペリアルカレッジロンドン准教授・小野昌弘 数字から明らかなのは日本と英国のワクチン接種率の差は圧倒的に違うということ(英国:1回目87.9%、2回目69.5%/日本:1回目31.1%、2回目20。0%)。英国と同じように「新規感染者数は重要ではない」と考える状況に、日本はまだない。英国がこれだけワクチンをやって、そのおかげで計算上では重症者の数が4分の1ぐらいまで下げられているという報告もある。英国はそれだけワクチンを打ったのでこれだけ下げることができたが、それでも(重症者や死者が)ゼロになるわけではない。これから英国がどうなるかというところを多くの人が非常に心配しながら見守っている。ワクチンが始まったという言葉につられて数字を見ないでいることは逆に危険。
2021/07/25 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]
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