【あの一言】
新型コロナ対策で日本が持つべき視点
元厚労省医系技官・医師・木村盛世 諸外国と比べるとピーク時の日本は、例えば英国と比べても100分の1程度。非常に低い。大波とはいえない。それなのに緊急事態宣言がなぜ出されるかといえば、医療ひっ迫が起きるから。この感染者数で医療ひっ迫が起きるのは極めて謎。日本は164万床と、世界で最も病床数が多いが、コロナ病床にはわずか2%しか使われていない。この数字は明らかに異常。ごく一部の医療従事者・医療機関だけがコロナ対応にあたって、大変な思いをしている。日本では8割が民間の医療機関。少なくともこのレベルで医療ひっ迫を起こすという理由で緊急事態宣言が繰り返されていては社会経済が犠牲になる。
2021/05/31 BSフジ[プライムニュース]
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