【あの一言】
株価急落・要因は
豊島&アソシエイツ代表・豊島逸夫 ワクチン接種が遅れていることが日本経済全体に対する不信感・不安感を呼んでいる。米国の経済テレビを見ていたらブレイキングニュースで「日本が緊急事態にある」と報道していた。「ワクチン接種が周回遅れで、五輪はどうなるのか」というニュースが出るぐらい外からの日本株を見る目が変わってきている。
2021/05/15 BSテレ東[日経プラス9サタデー]
豊島&アソシエイツ代表・豊島逸夫 これまでなぜ日本株が下がらずにいたかといえば、株価が下がるとそのタイミングで日銀がETFを買うという官製相場というものが定着していたから。ただ、この半年から1年ぐらいの間にこれでいいのかという議論が出てきた。こうしたETF買いの結果、日本の有力企業の多くの最大株主・大株主が実は日銀という異常事態になってしまったからである。これ以上日銀がETF買いを続けるとモノを言わぬ株主として批判も強くなることから、さすがの黒田総裁もETF買いを減らさざるを得なくなった。
2021/05/15 BSテレ東[日経プラス9サタデー]
豊島&アソシエイツ代表・豊島逸夫 外国人が日本株を見る目は東京五輪が中止されるならば「日本株は買いである」であり、五輪を強行すれば「日本株は売りである」というふうになっている。日本のワクチン接種遅れ等によるコロナ不安というものが日本株を覆っている。外国は五輪を中止した方がリスクが少ないとみている。
2021/05/15 BSテレ東[日経プラス9サタデー]
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