【あの一言】
ミサイル再開の北朝鮮・再び「瀬戸際政策」へ!?
韓国・慶南大学極東問題研究所フェロー・平井久志 北朝鮮の核戦略がかなり変わったのではないかと危惧している。これまで核については米国の核攻撃を防ぐ抑止であると説明してきた。ところが先日打った短距離ミサイルは「弾頭部分だけで2.5トンある」と弾頭の重量を発表した。こうした発表は初めてのことで、2.5トンあれば核を搭載することも可能になる。北朝鮮は戦術核を作ると言っていたが、それが現実になった。戦術核というのは抑止ではなく、韓国をいつでも核攻撃することが可能な兵器を持ったということを意味する。抑止としての核から使える核に変更されたということ。北朝鮮は「核の先制攻撃はしない」と言ってきたが、今年に入り「乱用しない」と言い方に変えてきた。つまり少しはやるかもわからないという脅しになっている。
2021/05/03 BS11[報道ライブ インサイドOUT]
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