【あの一言】
今後の南北関係と中国の存在
元外務審議官・日本総研国際戦略研究所理事長・田中均 米国が見ているのは中国。米中対立をどうしていくかが最大の課題。ブリンケンは朝鮮半島やイラン、気候変動は中国との間で共通利益があるかもしれないと言っている。北朝鮮の非核化というのは米中にとっての共通利益であり、非核化に向けて協力しうる。中国の最大の課題は経済成長。朝鮮半島で混乱が起きることは中国にとってものすごくマイナスで、経済成長を阻害するようなことはできるだけ排除したいと考えている。そこで日本とか韓国がどういう役割を果たしていくのかが重要。
2021/04/12 BSフジ[プライムニュース]
共同通信社編集委員兼論説委員・磐村和哉 今後、韓国の中国傾斜が激しくなるというのは事実。中国で中韓外相会談をやったが、まさにその数時間後にワシントンで日米韓の安全保障担当の高官協議があった。韓国はワシントンでは米中首脳会談も念頭に置いてやってほしいと(米国に)頼んだ。アモイの中韓外相会談では中国側から北朝鮮制裁の緩和をすべきだと申し入れられて制裁の緩和のもとに対話の活性化させるよう注文を付けられた。韓国は米中の間で両股を引き裂かれたような感じ。その中でも中国の存在感が日ましに大きくなっている。
2021/04/12 BSフジ[プライムニュース]
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