【あの一言】
激論!東京五輪開催の是非
ジャーナリスト・田原総一朗 病床のひっ迫は医師会の問題が大きい。日本医師会・中川会長が「既に医療崩壊だ」とか言っているが、これは無茶苦茶で、具体的に言えば出鱈目を言っている。国立の病院とか公立病院とかはコロナ患者を受け入れるが、民間病院はコロナ患者が入ると一般の患者が逃げてしまうから受け入れない。本来ならば入れるべきだが、それを医師会は民間病院には新型コロナの担当がいないからと言っている。そんなことはない。外科医と呼吸器科の医者がいればできる。
2021/03/27 テレビ朝日[朝まで生テレビ!]
東京財団政策研究所・小林慶一郎研究主幹 病床や医療提供の問題に対し、厚生労働省の体制が整っていない。国民の行動を抑制する方が効果的だし、そっちの方が政策をやる上で楽だったということもあった。医療専門家たちは厚労省医系技官コミュニティとはある意味で一体であり、そこはそれぞれ医療がうまくいくように、極限まで疲弊していた医療提供体制、医療行政がこれ以上疲弊しないような仲間意識のようなものが働いた。
2021/03/27 テレビ朝日[朝まで生テレビ!]
自民党・国光あやの議員 厚労省は職員の質と量の問題がある。量の問題はマンパワーの問題で、例えば予防接種ワクチンは去年から8人でずっとやっている。帰る間もなく寝る間もなくやっていた。なぜ少ないかといえば官僚バッシングでどんどん人員削減をされたから。1年間で各省庁は3%人員が減らされる。このルールの中で厚労省は医療、年金、労働、福祉、介護、子育てと仕事量が増えている。106兆円の予算の多くが社会保障予算。
2021/03/27 テレビ朝日[朝まで生テレビ!]
経済ジャーナリスト・荻原博子 アベノマスクの時に、コロナ感染がこれから広がるという時に厚労省はやらなければならない仕事は山のようにあった。それなのに50人もの優秀な官僚がアベノマスクにはりつけられていた。とにかく官僚は官邸の言うことをよく聞くことが優先されているように外から見える。
2021/03/27 テレビ朝日[朝まで生テレビ!]
国際ジャーナリスト・高橋浩祐 日本のワクチン接種は100人あたり0.61人しかやっておらず世界131位。これは武力弾圧が続いているミャンマーより少ない。検査数も世界145位。去年の反省した時から上がっていない。日本は検査の目安は低く、ステージ3、ステージ4と10%。海外はWHO基準で5%でやっている。
2021/03/27 テレビ朝日[朝まで生テレビ!]
国際政治学者・三浦瑠麗 一番の問題はシステム。アプリとかいろいろなシステムが医療提供体制と並んで、日本のこの1年の試みの中で最も失敗したもの。つまり日本は先進各国の中で患者数が少ないのに医療体制の拡充ができていない。もうひとつの失敗はいろいろなシステムの開発が遅れ、立ち上がりが遅れただけでなく、システムそのものにも問題が多数指摘されていること。今回また新しいシステムを導入するが、所管の大臣が誰になるのかとか、そういった仕様がまだ全然決まっていない段階。しっかりとしたシステム開発のプロに適正な価格・仕様で投げる話。このあたりの問題を日本政府は実務的に解決することに注力すべき。
2021/03/27 テレビ朝日[朝まで生テレビ!]
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