【あの一言】
緊急事態宣言継続・コロナ危機収束へ何が
新型コロナウイルス感染症対策分科会長・尾身茂 (ワクチン接種は)ゲームチェンジャーになる大プロジェクト。成功させる為の条件は医療関係者の負担を早く減らすこと。医療従事者に370万ぐらいやるとおそらく日本における副反応のレベルも分かってくる。それによって医療従事者の不安感も減る。もうひとつは高齢者、基礎疾患者に接種が始まると重症化、発症率にどのくらいの予防効果があるのかが分かってくる。こうしたことを正確に迅速に広報していくことが求められる。
2021/02/14 NHK総合・東京[日曜討論]
新型コロナ対策分科会・尾身茂会長 1年のデータを分析しているが、日本の恒例行事の人々の行動が影響している。年末の忘年会で感染が上がった。お盆の時は国、知事のメッセージが届いてあまり感染がなかった。謝恩会、卒業旅行については今回避けて頂くことが重要。
2021/02/14 NHK総合・東京[日曜討論]
西村康稔経済再生担当相 人の移動、集中するところにはしっかりと対応していきたい。今後も小さな波は必ず起こりゼロにはできない。起きた時にしっかりと兆しを見つけ大きな流行にしないことが大事。段階的に対策を緩和していく。今8時までの時短をお願いしているが、緊急事態宣言が解除された栃木では9時までの時短を継続している。いっぺんに全部をなくすのではなく、段階的に緩和していくことが大事。兆しを見つけるために高齢者施設はすべて検査し、繁華街で定点的に検査を行い、兆しを捕まえることもしていく。SNSのつぶやきの情報とか、民間検査、行政検査、医療機関の検査のデータをできるだけ集め、どの地域で何が起きているのかを人工知能を使ってやっていく。兆しが見つかれば積極的疫学調査で接触者を追いかけ、クラスター対策をしっかりとやる。兆しが見つかればその地域内で抑え込むなどを機動的にやりたい。あわせてワクチン接種も行い、小さな流行を大きな流行にしない、再拡大はさせないという強い決意で臨んでいきたい。
2021/02/14 NHK総合・東京[日曜討論]
新型コロナ対策分科会・尾身茂会長 感染報告数は少しずつ減っているが、実は感染の減少のスピードが緩慢になっていることはほぼ間違いない。このまま続けていくと8月に下げ止まる状況も懸念される。ここはしっかりと下げることが必要。特に変異株も出現してきている。解除は当然新規の感染者報告数も重要だが、それよりも重要なのは医療機関、保健所の負荷が軽減されること。リバウンドをしないような形で解除することが非常に重要。
2021/02/14 NHK総合・東京[日曜討論]
大野元裕埼玉県知事 英国でロックダウンが起こった時に変異株が出てきた、解除されるまでに少し下がったが解除されたら陽性者が8倍に膨れ上がった。そうした意味から言えばリバウンドを防ぐような疫学調査をやりここに変異株などの調査を乗っけていく。そのためには政府は保健所などへの財政措置も含めた保健所の強化をお願いしたい。
2021/02/14 NHK総合・東京[日曜討論]
吉村洋文大阪府知事 むしろ解除後のことが心配。次の波が来るとすれば変異株と時期。日本人の行動様式にコロナの感染拡大が関連していると考えている。第1波の時は卒業式、入学式、入社式、卒業コンパ、旅行が感染拡大した時期に重なっていた。第2波は夏休み前。次の感染拡大は12月25日ぐらい。クリスマス、年末年始。3月中旬から下旬、4月上旬にいかに国民全体がコロナに強い社会を作れるか。段階的に解除していくのが重要。
2021/02/14 NHK総合・東京[日曜討論]
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