【あの一言】
「温室ガスゼロ」でどうする!日本のエネルギー政策
環境エネルギー政策研究所所長・飯田哲也 送電線を運営している日本の電力会社のやり方はもう古い。欧州や米国はITを使ってリアルタイムの潮流を見ている。同じ送電線でもかなりの電力量は通る。日本は古い計算式でやっていてそこが大きな問題。
2020/12/13 BS朝日[激論!クロスファイア]
環境エネルギー政策研究所所長・飯田哲也 高レベル廃棄物の問題については遅かれ早かれ挫折するのは目に見えている。一旦引き受ければ無限にそこに核のゴミが来てしまうことになる。まず原子力でどれだけの核のゴミが出るのかの後ろのコンセンサスを作る必要がある。乾式キャスクで地上に置いておけば100年単位で置いておくこともできる。その上でどれだけの核のゴミを生み出すのか、どういう方法でどこで受け入れるのかということをコンセンサスを作ることが大事。
2020/12/13 BS朝日[激論!クロスファイア]
東京工業大学助教・澤田哲生 スウェーデンは30年前に国民投票、法案で脱原発を決めたが結局できなかった。これから新設・増設も行う方向に法律を変えてきている。スウェーデンの例は非常に現実的であり、ドイツも脱原発するといっているが、これはメルケル首相の国民受けする政策に過ぎず、10%ぐらいの原発を何に置き換えるのかというのはなかなか難しい。
2020/12/13 BS朝日[激論!クロスファイア]
東京工業大学助教・澤田哲生 オンカロを見てきたが、小泉さんの考えとは(自分は)まったく逆で、オンカロと同じような施設を日本にも作ることができると思った。日本には試験用施設が北海道・幌延と岐阜県の瑞浪にあるが、オンカロと何ら変わりはないと思ったので小泉さんがどうしてやめようと思われたのかは未だに謎。
2020/12/13 BS朝日[激論!クロスファイア]
環境エネルギー政策研究所所長・飯田哲也 今、IEA(国際原子力機関)でも再生可能エネルギーの主力電源が完全に基本コンセプトとなっている。この10年間で太陽光は10分の1の価格になり、風力は3分の1の価格になった。この先さらに安くなると言われている。これを中心にしないと経済と産業は再生可能エネルギーになだれをうっている。原子力を活用する国もあるが、日本は福島原発事故を経験し、まだ責任をとっていない。原子力をこの状況で推進することは考え難い。
2020/12/13 BS朝日[激論!クロスファイア]
ジャーナリスト・田原総一朗 2030年のエネルギー計画を政府が発表した。火力は56%。原発は20~22%だった。20~22%というのは原発何基なのかを資源エネルギー庁の幹部に聞いたら、40基以上だと言っていた。ちなみに今、日本で稼働している原発は9基。そこで自民党の実力者5人に2030年に原発を40基なんて稼働できるのかと聞いたら、みんな沈黙してしまった。今回は菅さんが2050年CO2ゼロと言った。なんとしても来年夏までに(詳細を)決めないといけないが、実はこの責任者は二階さん。
2020/12/13 BS朝日[激論!クロスファイア]
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