【あの一言】
菅首相・初外遊の狙いは“インド太平洋”
毎日新聞論説委員長・前田浩智 普通ならまず、米国に行くが、コロナの中なので、ASEAN地域から攻めていこうということ。戦略的外交を進めるということで選んだ地域。ASEANは中国と日本の間でまた裂き状態になるような状況があるので早めに釘を刺しにいくという狙いがある。
2020/10/20 BS-TBS[報道1930]
兵庫県立大学理事長・五百旗頭真 南シナ海に中国が進出して九弾線の内側は全部中国のものだとしてベトナムが持っている島を中国が全部奪い取っているような状況になっている。そこが完成するとベトナムは海への出口がなくなって息が詰まってしまう。なので、ベトナムは殺されるというぐらいの恐怖感を中国に対して持っている。中国についてはものすごく注視していて、そのおかげでコロナの死者数が少ない。ベトナムは中国のいう事をまるで信用していない。ものすごくアンテナをあげている。実は武漢の医者たちの交信までモニターしていた。中国は自分たちにコロナが出ていることをなかなか認めなかったが、ベトナムは認める前からこれを察知していた。
2020/10/20 BS-TBS[報道1930]
兵庫県立大学理事長・五百旗頭真 アジア、特に大陸部での中国の重さというのは圧倒的であり、経済協力のみならず、いろんなことで箸の上げ下げまで中国に背いてはやりにくい。そのことを喜んで受け入れている国はラオスとミャンマー、カンボジアぐらいで、実は多くはない。それ以外の国はなんとか息をつきたいと。そういう意味では日本にしっかりしてほしいと思っている。日本と中国が二本立てでやってくれているからこそ、彼らは呼吸ができる。
2020/10/20 BS-TBS[報道1930]
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