【あの一言】
東京で過去最多224人感染・あるべき「第2波」への備えは
大阪大学大学院臨床遺伝子治療学寄付講座教授・森下竜一 最初のころのPCRと今のPCRはまったく違うので保健所の負担も減っている。自主的にやることもかなり可能になってきている。ある意味、企業は福利厚生とか企業防衛の観点からPCR検査をやっていくというのはしてもいいのではないか。そういう段階まで来ているのではないか。
2020/07/09 BSフジ[プライムニュース]
獨協医科大学医学部教授・増田道明 PCRで陽性になったときのシナリオというものが世間的に漠然としている、2週間隔離されて閉じ込められてしまうだの、その間に医療のサポートはあるのかとか、重症化するリスクはどのくらいなのか、そこらへんがあまり見えてない。シナリオを明確にして啓発していくべき。自分でリスクを感じている人がある程度保険適用を受けながら抗体検査を受けられるような体制なども整ってくると、自分がPCR陽性だった、陰性だったという後のシナリオが見えてくる。
2020/07/09 BSフジ[プライムニュース]
大阪大学大学院臨床遺伝子治療学寄付講座教授・森下竜一 抗体検査の限界は陽性だからといってかからない保証はないということ。抗体を持っているが、ワクチンで作られるような中和抗体であれば、感染することは非常に少なくなるが、それを確実に測定できる抗体検査はまだ存在しない。陽性であることの意味は過去にかかったことがあるという以上の意味はない。
2020/07/09 BSフジ[プライムニュース]
獨協医科大学医学部教授・増田道明 検査体制が以前に比べて拡充されている。検査を受けている人が増えている。これはプラスの材料。一方で、PCR検査が陰性なら安心という感じになってしまうと危ない。PCR検査はあくまで検体をとった瞬間の感染の有無を見ているだけ。そこで陰性であったとしても1時間後に感染するかもしれない。仮に検査が陰性だったからといっても自分は3密でも大丈夫だと、少々危ないことをやっても感染しないということには必ずしもならない。結果の解釈については啓発を行っていく必要はある。
2020/07/09 BSフジ[プライムニュース]
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