【あの一言】
<徹底解説・ニュースの焦点>解決策示すも…国と自治体の連携に問題?・経済再生・鍵は「検査拡充」
共同通信社特別編集委員・杉田弘毅 地方の衛生研究所ではかなり人員や予算、研究費がカットされている。そこのつけが回ってきている。仕事量に圧倒されて次の動きができないとよく聞くが、感染症に対する日本人全体の意識の低さが結果として表れている。
2020/05/10 BS朝日[日曜スクープ]
昭和大学医学部客員教授・二木芳人 厚生労働省の方もかなり努力をされていて使えるもの(検査)をどんどん承認する動きがある。そういうものが本当に使えるかどうかの精度をきちんと評価する必要がある。感染研という名前が時々出てくるが、そういうところでちゃんと調べてもらった上でいくつかの検査が出てきている。
2020/05/10 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]
昭和大学医学部客員教授・二木芳人 日本は本当は300台も400台もPCR機器を動かしていてもおかしくないがPCRの機械を作るのに時間がかかっている。やっと50台を動かすぐらいしかできていない。機械を作る時に部品を調達することが必要になるが、今は部品の輸入ができない。そういう問題がある。試薬をどんどん提供していく必要はあるが、機械を作るというところでそう簡単に増産できない状況がある。その辺りも合わせて全面的な財政的バックアップをしていただきたい。
2020/05/10 BS朝日[日曜スクープ]
共同通信社特別編集委員・杉田弘毅 PCR検査だけでなく、感染症、コロナの対策全体に言える話だが、大きく見ると日本の場合、SARSもMERSも被害がなかったし、日本においてはこれだけの大きなパンデミックに対処していくだけの戦略というものがなかった。ひとつひとつの問題が役所の縦割り、あるいは自治体に地方の公衆衛生の責任があることや、それと国の役割というものがきれいに整理できていなかった。そのあたりが今になっていろいろなことがうまく進まないことにつながっている。メディアも含めて(感染症への)注目が足りていない。地震や天災についての有事的な対応はできあがっているが、感染症についてはなぜかすっぽりと抜け落ちている。
2020/05/10 BS朝日[日曜スクープ]
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