【あの一言】
特集・株・為替の見通しは
豊島&アソシエイツ代表・豊島逸夫 コロナショックは入口もショックだったが、出口の方がもっと難しい。トランプ大統領は3段階に分けて封鎖されていた経済を再開するという案を出したが、本当に実行できるのかという意味でまだまだ出口は遠いと見られている。従来は4-6月期が最悪で7-9月期ぐらいから回復すると市場では見ていたが、特にニューヨーク市場ではもう2021年の話が多くなっている。2020年は捨てた、諦めたということ。日本株が不利なのは日本そのものがまだ出口ではなく、コロナウイルスの入り口にいて、これから向かうと見られていること。周回遅れであると。とにかく(コロナに関する)政策対応が欧米の感覚から見ると遅いとみられている。
2020/04/18 BSジャパン[日経プラス10サタデー]
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