【あの一言】
最新・爆発的感染警戒を・“首都封鎖”で何が起こる?
関西福祉大学・勝田吉彰教授 日本のエリートと呼ばれる人達の中には「民衆というのは情報を出すとパニックになるので出さない方がいいんだ」という考えがこびりついている。実際にはあいまいさが増えると噂・デマが増え社会不安や差別が広がってくる。あいまいさを減らすためにはこまめな情報発信が必要。
2020/03/25 日本テレビ[情報ライブ ミヤネ屋]
神戸大学病院(感染症内科)教授・岩田健太郎 米国の場合はCDCという専門家集団が方針を示してコミュニケーションをとるが、日本の場合は政治家、官僚、専門家会議、感染症研究所とか様々なプレーヤーがいてバックステージでいろいろなことが決まっていく。その決定プロセスが開示されず見えにくい。何が隠されていて何が明示されているのか、誰がステークホルダーで誰が意思決定をしているのかが不透明。
2020/03/25 日本テレビ[情報ライブ ミヤネ屋]
神戸大学病院(感染症内科)教授・岩田健太郎 ロックダウンは感染の広がり方に依存する。すでに武漢とかイタリアの北部など地域的にロックダウンというのは行われてきた。これが国全体の規模でイタリアとかスペイン、それから英国などで行われるようになり、外出を控えるようにという要請を出している。感染の規模によってやり方はどんどん変わってくるし、そうするべき。非常に難しいオペレーションであることは間違いない。
2020/03/25 日本テレビ[情報ライブ ミヤネ屋]
慶應義塾大学大学院教授・岸博幸 都市の封鎖ということは東京とそれ以外の地域の出入りをかなり制限する可能性がある。それに加えて東京に住んでいる人、働いている人に家から出るなということまで含めるのかどうかといえば、なかなか解釈は分かれる。広い解釈が可能で、特に武漢とかニューヨークの状況を見るとロックダウンというのは都市の出入りを厳しくし、家から出るなというふうになると理解されがちだが、この言葉にはすごく過激な措置をやるというイメージがある。ただ、緊急事態宣言を発令することでロックダウンが本当にできるのかという意味で法律の条文をよく読んでみると基本的には要請レベルに過ぎない。指示を無視しても罰則規定があるわけではなく、実効性のあるロックダウンができるのかという話になる。
2020/03/25 日本テレビ[情報ライブ ミヤネ屋]
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