【あの一言】
中旬に日韓局長級協議・3年半ぶりの政策対話
立命館大学客員教授・MIT国際研究センターシニアフェロー・岡本行夫 文在寅大統領が日本と米国・トランプ大統領に譲歩したという韓国内の受け止めもでている。その批判を払拭するためにも個別の案件では日本に対し強く出てくる可能性がある。文在寅大統領は8月15日の演説で「我々はこれからユーラシアと太平洋の架け橋になる」と言っている。つまり日米からは離れて中国・ロシア側に接近し韓国の新しい道を模索して2045年までに北朝鮮と統合して8000万人の大国家になりその時には日本も韓国の言うことを聞かざるをえないのだという趣旨の話をしている。そこの基本的なところを少し変えてもらわないと個別の話が仮にいい方向に向かったとしても大きなところでは懸念が残る。
2019/12/01 TBSテレビ[サンデーモーニング]
姜尚中 12月末に日中韓首脳会談があるが、その時に日韓首脳会談がセットされるかが大きな分岐点になる。問題は日韓だけでなく米朝がどうなるかということが大きい。12月末までに北朝鮮は国連制裁があって外国に出している労働者を全部召喚しなければならない。北朝鮮は外貨がそこでゼロになってしまう。12月中に新しい計算方法を出せと米国に言っている。今回の北朝鮮による挑発もその一連の流れ。問題は米国がアフガニスタンの原理主義テロリストであるタリバンと和平交渉を行おうとしていること。そういうところともやれるのにテロ支援国家と言われている北朝鮮とも交渉できないわけがない。米朝の間がピョンチャン五輪以前に戻るのか、もっとドラスティックな展開があるのか、これによって日韓関係もかなり大きく変わってくる。12月が大きな転換点。
2019/12/01 TBSテレビ[サンデーモーニング]
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