【あの一言】
日銀に打つ手はあるか
大阪大学准教授・安田洋祐 現状維持ということだったが、悩ましいのは、今後、米国で利下げが起きて、金利差から円高にいったとき、日本で追加緩和をして金利差を戻すことができるかのかは、マイナス金利の副作用があるので、なかなか動きにくい。円高だけでなく、今、輸出企業にとって1番の試練は米中貿易摩擦。日本から中国になかなか部品を輸出できない。中国からよそへの関税が高くなってしまう。ここが解消されないで、かつ円高も進むダブルパンチになってしまうと考えると、G20期間中の米中首脳会談で少しでも貿易摩擦が良い方向にいくことを静観するしかない。
2019/06/20 テレビ東京[ワールドビジネスサテライト]
|