【あの一言】
<時事論考>融和ムード一色・日本の対応は?
静岡県立大学准教授・奥薗秀樹 日本でできることは現時点では限られている。小泉元首相の時は米韓関係がぎくしゃくしていたためソウルを使って北朝鮮にアプローチできず、小泉と蜜月関係だったブッシュ元大統領との構図があり日本の価値が高かった。今はムンジェイン政権が対米関係の橋渡し役として機能している。北朝鮮からみた対日関係は、すでに日朝平壌宣言で言及されているが、過去を清算するための経済支援が国交正常化に当たり、なされるのがインセンティブになる。非核化が具体的に動き出せば、米朝、日朝国交正常化が俎上にあがりその段階になれば日本にも大きな役割が果たせる可能性が出てくる。
2018/04/22 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]
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