【あの一言】
過熱?トランプ相場・潮目が変わるタイミングは…
クレディスイス証券チーフマーケットストラテジスト・市川眞一 トランプ次期大統領の期待としては減税やインフラ投資によって景気がよくなるのではないかと言われているが、それだけ財政赤字が増えれば金利が上がることになる。企業にとってみれば資金調達コストが増えたり、家計にとっては自動車や住宅のローンの金利が上がったりする。これが景気を冷やすリスクとなる。金利が高いことによるドルの強さが、実は米国の輸入を拡大させる結果として米国企業の業績を悪化させる可能性がある。そういったことを考えると、トランプ次期大統領の政策が明確になった時点で今とは違う市場ムードになってくる可能性も十分にある。早ければ1月20日の就任日。または2、3月と政策が明らかになるに従って今とは違うムードになるのではないか。
2016/12/21 テレビ東京[ワールドビジネスサテライト]
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