【あの一言】
安倍総理・真珠湾訪問へ・攻撃から75年の慰霊で
寺島実郎 トランプに安倍総理が会いに駆けつけたことに対するワシントン・オバマ政権のある種のわだかまりみたいなものが今回の安倍総理の真珠湾訪問の引き金になった。オバマが広島にやってきた時に安倍総理が行くことを決めていれば、それなりの筋道というものが感じられただろう。しかし今回は唐突に訪問が決まった印象がある。パールハーバーアタックという言葉は米国人にとってだまし打ちのシンボルマークのような言葉。二度と戦争をしないためにというキャッチフレーズはよいが、近隣をも含めて深い哲理を持った戦争をしないという発信ができるかどうか。ただお線香あげにいくのとはわけが違う。
2016/12/11 TBSテレビ[サンデーモーニング]
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