【あの一言】
南沙諸島“米中の火薬庫”
春原剛 中国に対する米国の見方がこの1年でずいぶん変わった。前は融和政策という感じが強かったが、今は(米国は中国を)相当警戒し始めている。その一番のきっかけは南沙諸島の問題。ゆくゆく中国は、(南沙諸島に作っているような)人工島を3つや4つ造ろうとしているのではないかと米国は疑っている。いわば空母に等しいものが沢山できるわけで、これができると日本と米国における制海権が完全に失われて中国が思うがままにできるようになってしまう。今後、注目されるのはカーター国防長官の動き。つい最近ケリー国務長官が中国で習主席に会いケリー国務長官はいい警官の役割をしたが、今度はカーター国防長官がかなりこわもての警官の役回りをして中国に警戒のメッセージを送るものとみられる。
2015/05/22 TBSテレビ[NEWS23]
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